2025/12/21

Mercedes-Benz S560 Long



思ったとおり、内外装ともに超綺麗である。
超綺麗と言うより超超超綺麗というかこれはもはや新車である。
中古車なら当然の塗装面の微細な傷がない。
運転手がモフモフ羽根の大きなブラシでホコリを落としている様子が目に浮かぶ。
ホイールの意匠である細かな凹部にも汚れの付着が一切見られず、一体どうすればこんな綺麗な状態を維持できるのか不思議である。
まさか、ホイールとタイヤは毎日欠かさず洗っていたとか?
ホイールとタイヤウォールさえ綺麗にしておけば全体が綺麗に見えるしね。




内装は茶皮(814 ナッツブラウン/ブラック)であり、トリムにも部分的に茶皮が貼り込んである。
ナッパレザーはその柔らかさゆえに傷みやすいのだが、運転席のドアサイドのスレが無い。
どうしたらこの部分を傷めずに乗降できるのか。
カバーのようなものでも使っていたのか。
オプションの付属品も完璧に揃っており、トランクルームにはメーカー純正の厚いカーペットが敷いてあった。

前所有者は銀行だそうで、整備記録から正規ディーラーの完璧な整備を継続して受けていたことが分かった。
走行4.8万キロ、これでお値段は594万円、車検は21ヶ月も付いていた。新車の車両価格は1730万円で、他のオプションも付いておりかなり買い得感がある。

という訳で、並の車好きなら敬遠するであろうコーナーポールに引き寄せられてうっかり契約してしまった。
車人生、何があるか分からないものである、うはは。



2025/12/19

Mercedes-Benz S550



車選びは楽しい。
カーセンサーなどで探していると実に様々な中古車がある。
車の機種としてはやはりベンツとBMWだ。
こうした老舗で業界トップのライバル会社のフラッグシップセダンとじっくり付き合うと、車の勉強になるというか、車趣味の醍醐味を深く味わえるわけだ。

それから、どんなオプションが付いているかということも重要だ。
Sとか7の場合、オプションがなかなか素晴らしく、そういうのが満載されているとハッピーな気分になる。

さらに、中古車選びでは、車の状態もなかなか興味深い。
荒い乗り方だったのではとか、丁寧に扱われていたようだとか、あれこれ想像するわけだ。
価格的に折り合いのつくS560ロングを何台か見ていたときにコーナーポールが付いている地味な紺色(アンスラサイトブルー)のが目に入った。
これはきっと法人所有でベテラン運転手さんが運転していたに違いない。
5年落ちであり、減価償却が終わって放出したのだろう。


今までバンパーの左前端をこすったことなんぞないが、コーナーポールが付いているSというのは面白いんじゃないかと思い、とりあえず中古車屋に現車を見に行った。