人生に必要な音楽はポケットの数だけ、という言葉を聞いたことがあります。そうかもしれないなと思っています。だからというわけでもないのですが、ズラッとそろえて幸せ、というタイプではありません。で、何を聴くのかというと、これは何でも聴くほうだと思います。
しかし、クラシックやジャズの大編成のものやロックは、ほとんど聴かなくなってしまいました。オーディオ装置を聴いている自分の状況に対して、あるイメージを抱いているからです。よく晴れた日に公園の芝生の上に寝っころがって、近くで演奏してもらう、というようなイメージです。オーケストラやロックは、そうした状況をイメージするには無理がありますよね。大集団で何かやったりスター扱いをするのが好きではないのです。
ステレオイメージや定位は二の次になってしまいます。ミキサーのイコライジングやパンで設定された音像の前後左右が、音楽において何の価値があるのか自分にはよく分かりません。ですから、音に立体感があればいいという程度でしか2チャンネル方式を評価していません。立体感が得られるならばモノラルでも十分です。最近のマルチチャンネル方式は、ピンとこないのです。音に囲まれているのではなく、ある一定方向から聴こえてくる方が自分には自然に感じます。ただし、そこで演奏している、という実感があった方がいいので、音が前に出てくれるスピーカーが好きです。
こういう次第で、2つのスピーカーの中央に座って聴くのではなく、たいてい左右の偏った位置に寝そべって聴いています。2155Hがそうした聴き方にはむかないスピーカーユニットであることは、使い始めてから気付きました。
最近は、アカペラやアコーステックギターのソロのCDを聴いています。渡米中には日本で入手しにくいアカペラのCDを何十枚か購入しました。CDを選ぶときは、米国のタワーレコードのサイト等で試聴ができるので、よく利用しています。インターネットを利用するようになってからは、色々なサイトでLYRICを検索できるようになりました。英語の歌詞の意味がわかりますし、子供と一緒に歌ったりするのが楽しいです。
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