以前にお絵描きしたのをあれこれ見ていると・・・ゴマモンガラヤオヨロズだそうです。こういうのを描いては鬼と一緒にニヤニヤ。
ゴマモンガラを描いていた頃には、2360A+2446Hと2392+2490Hを組み合せることについて現実感がまるでなかったです。まさに絵空事。どちらも大型ホーンと4インチダイアフラムのドライバーなので、そんなに音は違わないだろう・・・ だから、黄色いホーンシステムを別の部屋に移し、例えば、こんなシステムを考えていました。
ところが、聴いているうちに2360A+2446Hと2392+2490Hは全く異なる性格を持っていることが分かってきました。2392+2490Hの低域側は非常にパワフルな上、しっかりした音がします。曖昧さがありません。2本の2490Hはそれぞれ半年ほどのエージングですから未だ本来の音ではないにもかかわらず。
2490Hは、5対1の低いコンプレッションレシオ、2重環状スリットのフェイズプラグを持ち、また、コンプレッションドライバーなのにロングボイスコイル。得意な帯域はせいぜい1kHz位までなのではなかろうかという超ナローレンジ。外観は平凡なのに中身が非常識。こうしたドライバーの構造と2392の大きな開口面積が影響しているのでしょう。
一方、2360A+2446Hは、2392+2490Hと2332+2451Hの組合せに対して良いところがないのかというと、2332+2451Hの帯域については2360A+2446Hの方が圧倒的に素晴らしい。どうも2332+2451Hは線が細く神経質なところがあり、これは残念ながら並みのホーンです。鮮やかでパワフルなのに細部まで丁寧に描ききる2360A+2446Hと比較するのは酷です。
という訳で、2392+2490Hの上の帯域を2360A+2446Hに任せてみたいと思うようになり、結局、黄色いホーンシステムに2192を組み合せる方向で再検討することになりました。
作図していて気付いたのですが、2392+2490Hの奥行き寸法は、2360Aの上下の縁から2446Hの後部までの寸法と同じようです。おそらく映画館のスクリーン裏側にある設置スペースの奥行き寸法をそのままにしたい、だからホーン長を延長することができない、ということでホーン開口とスロート径の拡大で対応したのだと思います。なお、2392のホーンの開口面積は2360Aの開口面積のほぼ2倍です。
ホーンスタンドの板取りをCADで作図しているときに陽気な曲ばかり聴いていました。その中の1枚がTOWER OF POWER LIVEのCD。ノリノリで調子がいいのでどんどん設計が進んだのですが、おかげで考えられないような設計ミスを。ほろ苦い思い出の曲がまたひとつ・・・
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