2014/01/21

BERLIOZ Symphonie Fantastique

CDのリッピング作業は、そのCDの演奏データの保存と並行して行っています。
指揮者、演奏者、オーケストラ、録音年などなど。
たいていはネットで検索すると出ているので、それをコピーしています。
こんな具合にネットでCDのことを調べていると、ついつい横道に逸れていってしまいます。
先日、ショスタコーヴィチ エディションを買い込んでしまったのもそれが原因。

そのときに「そういえば…」と調べてみたCDがありました。
ベルリオーズの幻想交響曲のCD。

そのCDは、ヨハネスさんのダークサイド城を初めてお伺いしたときに聴かせて頂いたもの。
5楽章の不気味な鐘の音。
旧東ドイツ領の荒れた古城のことが思い出されました。
かってここで多くの人が血を流し、今も魔物が住んでいる、そんな雰囲気の古城です。
残念ながらそのCDの演奏データについては何も覚えていないのです。

ネットでクラシックファンの方のサイトなどを読み、これはヘルベルトケーゲル指揮ドレスデンフィルハーモニー管弦楽団のCDではなかろうかと。
早速注文。




届いたCDを聴いてみました。
う~む、これは違う。
禍々しさ、不気味さが全然足りない。
怨霊が徘徊する闇の空間が感じられません。

これは困った、このままCDを買い続けて探し当てるのも大変です。
ヨハネスさんに直接お尋ねした方が手っ取り早い、とお尋ねしてみると、これがなんとケーゲルさんのこのCDだとおっしゃる。
白ホーンシステム(改造ALTEC)で音量を上げ聴きなおしてみると、あの演奏であることを確認。

自分の音の記憶のあいまいさに呆れましたが、それだけではないように思います。
届いたCDはKENWOOD LS-11EXで聴きました。
一方、当時のヨハネスさんのシステムは6連装の2360と4520、壁面に向けた4本の30W
こんなに厚みがあって自然な音をオーディオシステムから出すことができるのかと驚嘆したことを覚えています。
もしかすると両スピーカーシステムを並べて直接聴き比べても同じ演奏とは思えないのかもしれません。

ダークサイドシステムは幻想交響曲の恐ろしい雰囲気を完璧に再現できていたということです。
それを8年経って再確認してしまった、ということなのでしょう。
こういうことがあるからオーディオは大切にしないと。





リッピングの総容量が500GBを越えました。
作業に慣れてきた反面、ちょっとあきてきました。
先を急ごう。


2014/01/14

Shostakovich Edition 49 CD Box

ベートーヴェン、ブルックナーなどのリッピング作業をほぼ完了。
次はショスタコーヴィチさんだね、などと作業を開始したものの、あろうことかショスタコーヴィチ エディション(49CD)ボックスを注文してしまいました。
交響曲がバルシャイ指揮ケルン放送交響楽団なので買い得に思えたのです。
しかしだね、仕事増やしてどうすんの?



このボックス、リッピングしてみると容量は30.5GBでした。
計算してみるとCD1枚あたりの平均容量は637MBです。
ボックスですから色々入っておりまして'The Fall of Berlin'という映画音楽等も聴くことができ楽しめます。
この映画のDVDも注文しました。
さらにAmazonでは'鬼戦車T-34'というDVDがあり、これも注文しました。
もはやショスタコさんとは何の関係もございません。
こんなことしているとリッピング作業ははかどりません。
傷口は広がるばかりでございます。

現在、リッピングした総容量は417GBになりました。
1枚の平均容量を650MBとすると、657枚のCDをリッピングしたことになります。
まだまだ先は遠いです…






ショスタコーヴィチ交響曲第10番
グスターボ ドゥダメル指揮シモン ボリバル ユース オーケストラ

巨大オーケストラ。
一体何人で演奏してるのでしょう?
4番と同じ130人ぐらいでしょうか。
CD出してほしいな。

2014/01/05

GUSTAV MAHLER SYMPHONY No. 5 (2)

あけましておめでとうございます。
ことしもよろしく。

マーラーのCDのリッピング作業をほぼ終了しました。
CDの枚数は181枚、容量は111ギガでした。
CD1枚の平均容量は約628MBということになります。
マーラーはまだ数枚あると思うのですがCDの山に埋もれて行方不明です。
また、エサペッカサロネンの6番をリッピングすることができませんでした。
4楽章の最後の最後で読み込めなくなる。
DVDプレーヤーでは普通に再生できるのですが。
80分35秒という長時間が原因なのでしょうか?

一方、ハイドンの150CDのリッピング作業も完了。
こちらは95.9GBにもなりました。
そしてリッピング作業による全容量は272GBになりました。


5番のCDは以下の22枚です。

Bruno Walter - New York Philharmonic 1947            615MB
Leonard Bernstein - New York Philharmonic 1963    702MB
Zubin Mehta - New York Philharmonic 1989             704MB

Lorin Maazel - Vienna Philharmonic 1983               731MB
Leonard Bernstein - Vienna Philharmonic 1987      757MB
Pierre Boulez - Vienna Philharmonic 1996              729MB

Herbert von Karajan - Berlin Philharmonic 1973    744MB
Claudio Abbado - Berlin Philharmonic 1993           701MB
Saimon Rattle - Berlin Philharmonic 2002              697MB

Klaus Tennstedt - London Philharmonic Orchestra 1978    761MB
Klaus Tennstedt - London Philharmonic Orchestra 1988    740MB
Georg Solti - Chicago Symphony Orchestra 1970              667MB
Daniel Barenboim - Chicago Symphony Orchestra 1997     699MB
Vaclav Neumann - Leipzig Gewandhaus Orchestra 1966     663MB

Sir Jhon Barbirolli - New Philharmonia Orchestra 1969               751MB
Giuseppe Sinopoli - Philharmonia Orchestra 1985                      695MB
Gustavo Dudamel - Simon Bolivar Youth Orchestra 2006           700MB
Riccardo Chailly - Amsterdam Concertgebouw Orchestra 1997  724MB

Rafael Kubelik - Bavarian Radio Symphony 1971        688MB
Rafael Kubelik - Bavarian Radio Symphony 1981             722MB
Daniele Gatti - Royal Philharmonic Orchestra 1997          706MB
Eliahu Inbal - Radio-Sinfonie-Orchester Frankfurt 1986   733MB


WAVEファイルの容量が気になり比べてみました。
こうして列挙してみると音質との関連性はないようです。
特にワルターが615MBもあり、モノラルで音質がかなり悪くても容量が極端に少なくなりません。
ワルターといえば、高校生の頃、ブラームスの交響曲第3番のレコードを購入したことがありました。
家に帰ってわくわくしながら再生してみるとなんとモノラル。
ステレオ録音だと思っていたので愕然としました。
しかし、このモノラル盤がそのうち愛聴盤になってしまうのだから不思議です。
聴き手である人間の方も関係がないってことでしょうか?

wikiによると音楽CDの容量は、こんな具合に計算できるそうです。
「CD-DA形式では音楽データをサンプリング周波数44.1kHz、ビット深度16bit、チャンネル数2.0chステレオで記録している(1秒分の音楽データを44,100回に分割し、1回あたり16bitを費やして記録している)。このため、1秒分のデータ量は16×44,100×2÷8=176,400バイトである。これが74分だと176,400×60×74=783,216,000バイトとなり、これは約747MiBとなる。全領域に音楽データだけを記録するならこれだけの記録が可能だが、CD-ROMの場合はエラー訂正用データ等が入るため、使用できる容量は783,216,000÷2352×2048=681,984,000バイトとなり、これが約650MiBとなる。」

「2013年5月現在の収録時間最長の音楽CDは、DGレーベルにピアニストのマリア・ジョアン・ピレシュが録音したシューベルト:ピアノ・ソナタ第21番、第16番 (DG 4778107)の83分24秒である。規格上は97分26秒まで可能である。」
だそうです。



マーラーのCDのリッピング作業を始めたのは12月半ばでした。
その後、この22枚を聴き直したのですから、1ヶ月も満たない期間に5番を22回も聴いたことになります。
まとめて聴きなおすことで新しい発見もありましたが、いささかあきました。
とは言え、この22枚、それぞれ個性があり味わい深い。
優劣はつけられないです。

5番は、バーンスタイン、テンシュテット、アバドなどが人気があるようです。
それぞれ人気がある理由はなんとなく理解できます。
また、バーンスタイン1987やショルティなら小型スピーカーでも聴きごたえがありそうです。

5番の今までの再生回数ではブーレーズが多いような気がします。
リファレンスなんて表現はおかしいかもしれないけど、ブーレーズはそんな感じです。
ドゥダメル、シャイーもよく聴きます。
ヨハネスさんの愛聴盤のバルビローリは心洗われるような演奏です。

一つの交響曲をさまざまなオーケストラや指揮者の演奏で聴くということは、一つの交響曲にさまざまな位置からスポットライト を照射しているようなものではないかと。
別々の位置に異なる形の影が浮かび上がります。
それらが全てマーラーの音楽の姿を暗示している。
演奏者のさまざまな解釈を通じ、作曲者の音楽をより深く鑑賞できるようになると思います。

クラシックCDはボックスものが売れているそうです。
最近のテンシュテットのボックスなどは、スタジオ録音1978とライブ録音1988が両方とも入っています。
1枚のレコードを何度も何度も聴いていたあの頃とは違う贅沢な聴き方が安価に実現できてしまいます。
いい時代になったものです。