2016/09/27

SEIKO PROSPEX DIVER'S WATCH SUN019P1 (2)



さあ、いよいよ頂上決戦です。
SUN019P1、SRP637K1、そしてBJ8050-08E
どれもケース径が48mm級という巨大なダイバーズウォッチです。
3つ並ぶと、これは大迫力。




価格はSRP637K1とBJ8050-08Eが約3万円、これに対しSUN019P1が約4万円と、やや高価です。
その代わり、SUN019P1はGMT針とサファイアガラスがついてます。
また、Ecozillaはラバーベルト、他の2機種はブレスレット付(撮影はラバーベルトに換装)です。

装着感が優れているのが純正ラバーベルトを装着したSRP637K1です。
軽い上に低重心であるため、手首の上の安定感が素晴らしい。

一方、安定感が悪いのがEcozillaです。
厚さが18.6mmもあり、重心が高いからです。
とは言え、慣れてしまえばそれほど問題にはならないと思います。

ラバーベルトを取り付けたSUN019P1の着け心地は、SRP637K1とEcozillaの中間といったところです。
SUN019P1のラバーベルトは、純正のZ22を取り付けています。
このため、バネ棒がチラッと見えてしまいますが、このチラッと見えているのが好きなので全く問題ありません。




重さを計ってみました。

BJ8050-08E(rubber) 169g
SUN019(rubber) 143g Z22
SRP637(rubber) 130g

やはりEcozillaの圧勝です。
うれしいな。
ちなみに他の機種はこんな重さでした。
それぞれのラバーベルトは純正品です。

SKX781(rubber) 112g
SRP313(rubber) 111g
SSC017(rubber) 109g
SKX009(rubber) 106g
SNE109(rubber) 93g






今度はブレスレットでの重さ比べ。

SUN019(metal)  236g  1コマ落とし
SRP637(metal)  193g 2コマ落とし
SRP313(metal)  180g 1コマ落とし
SSC017(metal)  180g 1コマ落とし

うひひ、SUN019P1は圧倒的じゃないか!
この重さに慣れるとEcozillaやブレスレット付モンスターなど問題になりません。
それほど重いです。
さらに、この重量のため、手首にきっちり合わせないとズレます。
さらにさらに、本体とムクの弓管が手首の上を覆いますので、なんだか暑くるしいです。
やはりSUN019P1、ブレスレット付で購入した判断は正しかったのだぁ!
なお、SRP637K1はブレスレットの場合でも、モンスター系と重さがそんなに変わらす、これは装着してみても同じ印象を受けます。




ムーブメントは、SUN019P1がキネティックのクオーツ、SRP637K1が自動巻き、Ecozillaがエコドライブのクオーツと、それぞれ個性的です。
どれがいいのかなぁ…
デザインもみんな個性的なので、どれが優れているかなんて決められないなぁ。

さあ、頂上決戦の勝者はどなたでしょうか!
なんとなくエコジラちゃんが好きかなぁ…
いやいや、ブレスレット付のSUN019P1の存在感は魅力的だよね。
しかし、しかし、SRP637K1は装着感がよく、ラグ幅が22mmと、とても付き合いやすいのだよ。
ま、だれが勝ってもいいんじゃないの?


Label: Watch

2016/09/18

SEIKO PROSPEX DIVER'S WATCH SUN019P1



キネティックを搭載したSUN019P1を購入しました。
SRP637K1に続き外胴プロテクターを装備。
ムーブメントは5M85、GMT針付です。
WatchesZonから米国Amazon経由で購入。
$378.99でした。




以前からキネティックを搭載したSKA427P2が気になっていました。
自動巻発電クオーツ、こういうちょっと変わったところがあるとひかれてしまいます。




その後、このSUN019P1が2014年の春ごろ発表されて、これはいいかもと思ったものの、これがちょっと高かった。
Seiko USAでは725ドル、日本版のSBCZ021に至っては税抜きで84000円もします。
それでなるべく考えないようにしていたのですが、Watchuseekのフォーラムに"でかいですぅ"とか"おもい~"などといううれしい書込みが散見されるので、ついつい購入してしまいました。




全体のデザインはSHC061を豪華にした感じです。
外胴プロテクターの底面の横幅は実測で48mm、厚みは15.5mm。
これもエコジラ級の大きさです。
なお、無垢の弓環の頂部(デザイン上の)から頂部までの寸法は57mmあります。




24mm幅のラグは、ケースではなく外胴プロテクター側に設けられています。
また、この外胴プロテクターの側部には大きな切り欠きがあって、ポリッシュされた美しいケース側部がそこから見えています。
ブレスレットはC管タイプ。




インデックスのドットが立体的に設けられており、なんとなくエヴァ2号機のお目目を連想してしまいます。
ドット表示のダイヤルは、SSC017、SNE109、SKX009と他のダイバーズでも見慣れているはずですが、こんなふうに見えたのは初めてです。




竜頭の他にパワーリザーブの表示ボタンが付いています。
このボタンを押すと、秒針がすすっと進みます。
5秒進むと約1日以上の充電量、10秒だと約7日以上、20秒では約1ヶ月以上、30秒は約6ヶ月のフル充電状態を示します。
2、3日つけていれば、フル充電状態になります。
なお、5M85の取扱説明書によると"手振り充電直後は、インジケーターが示す充電量が若干多めに出る場合がありますので10~15分後に再度ご確認ください。"とのことでした。







11分33秒あたりから竜頭やパワーリザーブの表示ボタンの操作が見られます。
日付の変更方法が面白いんだよね。








Label: Watch

2016/09/12

SEIKO PROSPEX DIVER'S WATCH SRP637K1 (2)



SRP637K1SRP313J1、"精密感にあふれた金属の塊"といった印象はよく似ています。
また何れのムーブメントも4R36です。

気になる違いはというと、SRP637K1は平ガラス、SRP313J1はカーブガラスという点でしょうか。
実物を手にするまではカーブガラスの方が良かったのではと思っていましたが、ご対面してみると、この平ガラス、全体としてソリッドな雰囲気があるSRP637K1に合っているように思います。

ところでSRP637K1の文字盤はなんとなく緑がかって見えます。
気のせいかな。




裏返してみるとSRP637K1は平坦でシャープな仕上げとなっています。
これはSRP777等と同じですね。




SRP637K1のケース底面の横幅は48mm、厚さは14.4mmです。
一方、SRP313J1のケース底面の横幅は42.7mm、厚さは13.1mm。

一番上の画像では、SRP637K1の厚みがかなりあるように見えますが、これはSRP637K1のラグが下方に向かって突出しているためです。
この画像のように平置きにするとSRP637K1のケース底面は載置面から2mmほど浮いた状態になります。
SRP313J1を平置きにするとケース底面が載置面と接触します。




重さをはかってみると…

SRP637(metal)  193g 2コマ落とし
SRP313(metal)  180g 1コマ落とし
SRP637(rubber) 130g
SRP313(rubber) 111g

SRP313J1は、最近まで2コマを落として使用していましたが、三つ折れバックルの調整穴が一番ゆるい位置にあるのもどうかと思い、1コマ戻しました。
なお、SRP637K1のブレスレットもCリング式です。




SRP637K1の装着感は良好です。
重心が低いためか手首の上の安定感があります。
上記のようなラグの形状も効いているように思います。
もっとも48mmという限界に近い大きさですから、挑戦し甲斐があるというかなんというか…



Label: Watch


2016/09/05

SEIKO PROSPEX DIVER'S WATCH SRP637K1



モンスター系の新型、SRP637K1を購入しました。
初代ブラックモンスターに外胴プロテクターを装着し、ムーブメントを4R36にしたモデルです。
ラグ幅22mmのステンレス製ブレスレットが付属しています。
シンガポールのWatchesZon-jpという業者からAmazon経由で購入。
29000円でした。




外胴プロテクターを装着しているため、モンスターよりも一回り大きくなっています。
ケースというか外胴プロテクターの底面の横幅は実測で48mmちょうどでした。
エコジラ級の大きさです。

ベゼルは120クリック、3時から6時、9時から12時の範囲でプロテクトされています。
この範囲の外胴プロテクターの上端部は、内側へL字型に折り曲げられており、このためこの範囲ではベゼル周囲のローレットが外部から見えません。
また、モンスター系の特徴でもある大きなラグ部分は外胴プロテクターから突出しています。

3時から6時、9時から12時の範囲の外胴プロテクターの上部、12時から3時、6時から9時の範囲の外胴プロテクターの切欠き面、そして一対のラグ部分の上面が、段丘状に交互に配置されており、なんだか与那国島 の海底遺跡(The Yonaguni Monument)を連想してしまいます。




SRP637K1は、"Monster Tuna"とか"Baby Tuna"などと呼ばれています。
しかし、ローレットが半周に渡り隠されているため缶の切り口のギザギザには見えないし、ラグ部分が大きく突出しているため円筒状のツナ缶を想起することももはや不可能です。
ツナ風味は薄くなってしまい、何か別のモノになってしまっているような…

ところで、腕時計を見るという行為は、右手首を手前に回転させながら見る、という相対的な視点の移動を伴います。
このため、腕時計のデザインの特徴は、文字盤を中心とした静的な形態にあるのではなく、7時側のケース側面(一番上の画像のように)から文字盤正面への視点の移動に伴う見え方の変化にあると言えるでしょう。

SRP637K1では、6時側のラグ部分が目立ち、この部分が円筒状のツナ缶とはかなり印象を異にします。
SRP637K1のデザイナーは、SRP227のようなモンスターのツナ缶化というよりは、モンスターにツナ缶のDNAを注入し、迫力を増した新しいモンスターを作り出したように思えます。





セイコーの純正バンド、DAL0BP(amazonで1800円) を装着。
何をつけてもかっこいいなぁ…





Label: Watch