2019/12/28

2019 Audio Hobbies



今年のオーディオは色々ありました。
5月にDIYホーンシステムが完成。
M2タイプの2つのホーン(2451H、2431H)の音は、2360AやMR94の高い鮮度はそのままに、さらにくっきりすっきりした新しい音でした。
2360AやMR94は45年も前のホーンですから、これは仕方ないと思います。

M2タイプのラージフォーマットホーンは、JBLの技術者の方々も聴いたことがないかもしれません。
おそらく世界に一つの最新鋭大型ホーン。


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8月には黄色いホーンシステムの残留ノイズを除去しました。
これがグイグイイコライジングに発展し、ついにDEQ2496のオートGEQとPEQを使用することによりオリジナルのイコライジングカーブを作ることができました。
さらに、この設定はソースや音量に対応できる4種類のカーブバリエーションに発展しました。

オーディオとは趣味人が各自好みの虚構空間を創出し、その虚構空間の中で展開する音楽を楽しむ趣味ですが、この"好みの虚構空間を作る"というのがなかなか大変です。
虚構空間のどこかに気になるところがあると、そればかりに意識がいって、いつまでたっても音楽を堪能できません。

もし、虚構空間をうまく作ることができても、ソースや音量によって帯域バランスの修正が必要です。
大規模なマルチアンプシステムは非常にデリケートで機動性に欠けるため、そういう帯域バランスの即応的な修正は本質的に苦手です。
しかし、4種類のバリエーションカーブを適宜選択し帯域バランスの迅速な修正が可能となったため、虚構空間の可否についてあれこれ意識することがなくなりました。
オーディオを気にせず音楽に集中できるというか、透明な美音に満ちた虚構空間に体が溶け出してしまいそうです。
これは大規模マルチアンプシステムと付き合い始めてから現在に至るまでに生じた最大のパラダイムシフトというか、極めて画期的な出来事でした。


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10月には改造ALTECシステムにツィーターを加えました。
4ウェイになったこのシステムに上記のイコライジングカーブを設定し、大変満足できる仕上がりになりました。
今年一番改善されたシステムは、この改造ALTECシステムだったように思います。

上記のイコライジングカーブを黄色いホーンシステム、DIYホーンシステム、改造ALTECシステムに適用したところ、それぞれのシステムの個性がはっきりしたのも驚きでした。
新しい音とオリジナルデザインのDIYホーンシステム、壁、床、天井を吹き飛ばし巨大な虚構空間を創出する黄色いホーンシステム、ノスタルジーの衣を被った狼的な改造ALTECシステムと、なんだかとても楽しいです。


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昨年の今頃、とある海外のサイトで黄色いホーンシステムがトップになっていることに気付きました。
ホーンシステムに関する海外のスレッドなどにはよく登場する黄色いホーンシステムですが、これはうれしかった。
うむむ、これはもしかしたら黄色いホーンシステムは世界一、もとい学園都市230万人の頂点に立つレベル5ということだね、と愉快に解釈。
冗談はさておき、このシステムの何が彼らの興味を惹くのか訊いてみたいような気がします。

今年のオーディオ趣味はやりすぎの感なきにしもあらず。
来年はオーディオ休止、他のことで遊ぼう。





2019/12/22

The Statue of Liberty Nebula



今年、一番印象に残った宇宙画像は自由の女神星雲です。
9000光年先なので、1万光年を1mとすると、約90cmしか離れていない極めて近い星雲です。
何度見ても素晴らしい光景。
近くまで行って宇宙船から見てみたいです。




科学関係では、ナショナルジオグラフィックの記事(地球深部で起きる炭素循環を解明、驚きの事実)の中にさらっと書いてあったことが驚きでした。

「高圧下で水がカンラン石というありふれた鉱物と出会うと、カンラン石は蛇紋石という鉱物に変化し、同時にメタンを生成する。」

水素も炭素も宇宙では極めてありふれた物質です。
メタンなどの炭化水素を多く有している惑星や衛星は沢山あります。
地球の炭化水素も、だから生物の成れの果てとしての化石燃料ということではないと思っています。
枯れた石油井がしばらくすると元に戻っているという話もあり、これなどは化石燃料という考え方だと説明できないそうです。

メタンなどの炭化水素は地球の内部に炭化水素として含有されているものだとばかり思っていました。
しかし、このナショナルジオグラフィックの記事は、そうではなく、地球内部の水素と炭素からメタンが生成されるとしています。
その現場は誰も見ていないのだけれど、妙に納得しました。
石油井から天然ガスが噴き出しているので、メタンがさらに何らかのプロセスを経て石油になっているような気がするのですが、どうなんでしょう。






2019/12/17

Herend Vienna Rose



ヘレンド、ウィーンのバラのグレービーボートです。
234-0-00 VRH、受け皿とボート部が一体のタイプです。
サイズは蓋つきの232と同じです。




ボート部の底や受け皿にも小さなバラが描いてあります。
このような狭く深い場所に描くのは結構難しいのではないかと。




ウィーンのバラは、実際に料理を盛るとその素晴らしさがわかるデザインになっています。
ヘレンドの薄手の仕上がりと控え目なデザインの組み合わせにセンスを感じます。




ウィーンのバラには、白のテーブルクロスが合うように思います。
また、薄い緑の色合いのクロスもよく合います。









2019/12/14

Herend Vienna Rose



ヘレンド、ウィーンのバラのサラダボウルです。
180-0-00 VRH、サイズは9.5cmx25cmx25cm。
購入時の価格は268ユーロでした。




このサラダボウルは非常に大きく存在感があります。
この内側に描かれている親子罫線はどのようにして描いているのでしょうか。
素晴らしい技です。




ヘレンドは1826年の創業ですから、そろそろ200年になります。
その間、破産したり国有化されたりと大変な目にあうわけですが、どのような状況においてもハンドペイントによる丁寧な仕事を維持してきました。
ハンガリーが誇る世界的な文化遺産だと思っています。







2019/12/09

Herend Vienna Rose



ヘレンド、ウィーンのバラのベジタブルディシュです。
038-0-09のVRH、購入時の価格は389ユーロでした。




ベジタブルディシュは様々な形状を選べます。
スープチュリーンのデザインと合うので038を選びました。




蓋ともども温水で温めておいて、温野菜などを入れます。




脚付きなので一段と大きく見え、見映えがします。




ヘレンドオーストリアには、メールで注文しています。
Herend EXPERTSやHerend IN AUSTRIAなどのホームページには一部の商品しか掲載されていないからです。
形状と模様をそれぞれ指定するので、組み合わせは無限大。
こちらもどんな感じの仕上がりになるのか知らないので、届くのが楽しみです。

珍しい商品を注文したあと、しばらくすると、その商品がこれらのホームページに掲載されます。
このベジタブルディシュ、VRHの101、ロイヤルガーデンの232と393、アポニーJauneの6541などです。
おそらく、撮影してからこちらに発送したのだろうと思っています。





2019/12/05

Herend Vienna Rose



ヘレンド、ウィーンのバラのスープチュリーンです。
23-0-09のVRH、購入時の価格は553ユーロでした。
容積は3.0Lです。




茎の部分が浮いており、遊び心が感じられます。




受け皿はディナープレート(524)です。




Queen Victoria(ヴィクトリアブーケ)の同型のスープチュリーンと並べてみました。
意匠によってずいぶん印象が変わります。









2019/12/02

Herend Vienna Rose



ヘレンド、ウィーンのバラのプラター類です。
大きいオーバルプラターが101、小さいのが103、ラウンドプラターが157。
VRH Oval Dish 101-0-00は購入当時309ユーロでした。




ヘレンドは当然のことながら電子レンジや食洗器は使用不可です。
洗剤は食器用洗剤を5倍に薄めたものを使用しています。
ぬるぬるした感じがなくなり、手を滑らせて食器を割ることがありません。
また、手荒れも防げます。
食器は流しのなるべく低い位置で洗います。
落としても割れません。




洗った後は、すぐに拭き上げます。
放置して乾燥させると、水滴の跡が残ってしまいます。
この水滴の跡をとることはほぼ不可能です。




ふき取りにはイケアの木綿のクロス(エリ/ELLY)を使用しています。
サイズ(50x65cm)が適切であり、しかもよく吸水するので使い勝手がよいです。




ヘレンドに限らず、食器洗いはすべて自分がおこないます。
流儀というか、厳格な手順に従って洗いたいからです。
拭き上げたときの美しさは格別ですし。