1918年から1919年にかけて全世界的に流行したスペイン風邪はアメリカの豚インフルエンザが発生源になり、当時の米軍が第一次世界大戦のためにヨーロッパに渡ったために全世界に広がりました。
感染者は5億人、死者は5000万人から1億人、日本では39万人、米国では50万人が死亡したそうです。
残念ながら、今回の数字は中国においても日本においてもあまり信憑性がありません。
未検査であれば感染していても感染者数にカウントされず、さらに未検査のまま死亡すれば死者数にもカウントされない。
「問題は生じていない」ということにするために、検査をしない、あるいは、検査を遅らせる、あるいは、検査対象を限定するという態度が見え隠れしている。
現在のすべての国の政府機関は、その政策の正当性の根拠をデータによって証明しなければならない時代です。
しかし、そのデータは現実を反映したものでなければなりません。
小手先の操作で現実を反映していないデータばかり提示し続けると、正当性の根拠を証明するどころか、不信感はどんどん根深いものになってゆくでしょう。
中国の感染者数は2月12日に集計方法が変更されたため大幅に増加しました。
また、2月20日に集計方法が再度変更されたため減少しました。
感染者数の集計方法で調整を繰り返している状態だということです。
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