2020/12/23

Mercedes Benz S550

 

さっそくヤフオクでスタッドレスタイヤ付き純正18インチホイール4本をゲット、送料税込みで約5万円。
さらに、本来二つ付いているはずの後席用ヘッドホンが一つしか付いてこなかったので、定価2万円の純正ヘッドホンを2千円ぐらいでゲット。
とりあえず、車を見せるのとホイールバランスの確認と脱着をお願いしに、いつもの修理屋さんへ。




「わわわ、エス、買っちゃったんですか!」とメカニックさん、「この前、メーターが真っ暗になっちゃって、手に負えなくてヤナセに持っていったんですよぉ。」とおっしゃる。
続けて「これ(W222)、かなり手ごわいです。」だそうです。うむむ。

ほぼ新品のブルートゥースヘッドホンのペアリングほうは、専用のソフトが必要だとかで、近くのディーラーにお願いしました。
ディーラーのメカニックさん、この作業は初めてらしく、40分ぐらい悪戦苦闘。お代は結構ですと言われてしまいました。うむむ、かたじけない。




ヤフオクで入手したホイールはすべてガリ傷なしの超美品。
こうなるとテンションアップ、血糖値急上昇というわけで、久しぶりに"復活の儀"を執り行わなければ、ということになりました。
これ、マーラーの復活を頭の中でガンガン再生しながら、三日三晩、狂ったように車を磨き上げるというもの。
三日三晩というのは冗談ではなく、初日、外装徹底洗浄とコーティング、二日目、フロアマット洗浄と車内徹底清掃、最終日、外装水洗いと二度目のコーティング、エンジンルーム洗浄、そして樹脂部分およびタイヤサイドウォールへのポリメイト塗布と、このような流れになっております。




外装コーティングは、以前はブリスを使用していたのですが、最近使っておらず見当たらないので、プロスタッフのCCウォーターゴールド300mlというのを使いました。御覧のとおりピッカピカになりました。
中古車復活の儀、これにてめでたく終了でございます。




2020/12/10

Mercedes Benz S550

 

購入したS550は、2015年型、右ハンドル、ディーラー車、車検付、禁煙ワンオーナー、走行44000km。
本体価格は478万円、諸経費込みで516万円でした。
外装色はイリジウムシルバー、内装は黒革。
ホイールは標準の18インチ、AMG系の外装パーツもなし、と地味な雰囲気です。
シルバー系にしたのは側面のキャラクタラインが美しく浮かび上がるのと、アルミボディを暗示しているから?です。
色そのものとしてはあまり面白くないというか、これも地味ですね。
"地味なSクラス"が今回のテーマなのでございましょうか?

今回は5年落ちということでやや高価だったのですが、この5年落ちというのは、ちょっと贅沢だったような気がしてます。
内装も外装もほとんど傷んでおらず、これならもう少し年式が古くてもいいと思いました。
セブンやSの中古車は1年で15%~20%、価格が落ちてゆきます。
750iLは10年落ち、760Liは8年落ちでしたが、この計算でだいたいあいます。
今回のS550は、この計算よりも値段が落ちていました。

買い替えた理由は、760Liがこの12月に車検になりますし、そろそろ二度目の重整備になりそうだったからです。
だいたい、7~9万kmぐらいで、さまざまな「お金のかかる部分」に手を入れる必要があります。
ですので、二度目の重整備にさしかかる走行距離14万kmでサヨナラするのは良い判断ではなかったかと。
また、8年10万kmというのも、まあ、ここまで乗り込めば十分堪能できたので良い頃合いかと。
一台の車にどのぐらい乗るべきかということについて、自動車評論家の徳大寺有恒さんも「ベストエッセイ」の中で8年10万kmが目安と書いていました。




この車両の新車価格は、本体価格の1622万円とオプションのショーファーパッケージの89万円を合わせて1711万円ということになるのだろうと思います。
2005年型の760Liの新車価格は1720万円だったので、10年の隔たりはありますが、ほぼ同じ価格帯の車になります。
最近のこのクラスの車は価格がどんどん上昇しているようです。

ショーファーパッケージにはいろんなものがついています。
助手席側の後席ドアにあるショーファーポジション用のボタンを押し続けると、助手席が畳み込まれて、その後席が寝そべるようなポジションになります。
このポジションでは左側ミラーが助手席のヘッドレストにより見えなくなるので、そのヘッドレストを取説に従い取りはずします。
衝突事故が発生した場合には、その後席のシート前端にあるエアバックが展開し、サブマリン現象を防止、寝そべってる社長様をお救いするそうです。

また、このショーファーパッケージには、リアエンターテインメントシステムが含まれています。
それぞれの後席に10インチモニターが設置され、テレビ、DVD、USBメモリやSDカードの動画や音楽を楽しめます。
この後席モニターは、前席のシートバックを倒してもモニターの角度が自動的に調整され、モニター画面が下を向くようなことはありません。
さらに、後席のシートベルトにはエアバックが仕込んであります。
また、後席に乗り込もうとするとシートベルトのバックルに照明が点いてせり出してきます。

このショーファーパッケージは、多様なヒーター機能が含まれています。
ステアリングヒーターは、革巻きウッドステアリングの革巻き部分のみが温かくなります。
いや、心配してたんですよ、もしウッド部分も温かくなると、ある日、ウッドがパシッと割れるのではないかと。
で、前後センターアームレストと前後ドアアームレストにはパネルヒーターがついています。
ちょっと置いた手が温かくなる。う~む。
さらに、前席はドライビングダイナミックシートがついています。
コーナリングを始めるとシートのサイドサポートがせり出してきて体を支えてくれます。

ともかく、このショーファーパッケージ、運転する人にはほとんどの機能が関係ないのでございます。
しかも、後席でふんぞり返って誰かに運転してもらう機会は、永遠にやってこないでしょう。
停車した車内でリモコンを操作しつつ一人寂しくモニターをながめるという、妙なオプションなのでありました。