秋葉原で見ていた様々なスピーカーユニットは、動物園の動物さん達のようなものだった。
個性的な雰囲気を面白がっていたように思う。
買おうとか思わないから実に平和な日々であった。
そして、1970年にパイオニアのCS900が発売された。
同年、ダイヤトーンのDS251、DS301、DS31CMK2も発売された。
その翌年の1971年、これらのスピーカーシステムを見て、"スピーカーシステムはサランネットの取り外しができるタイプがいいな"と思ったことを覚えている。
それ以前のスピーカーシステムはたいていサランネットや格子状の木製グリルがそのスピーカーの顔だった。
サランネットなどが構造的に取り外せないというよりは、それを取り外せたとしてもスピーカーユニットがスピーカーの顔とは認識されていなかったのである。
これはCS E900。
ヨーロピアンデザインを意識したバリエーションモデル。
90度回転することができる金色のホーンを中央に据えた構成。
横置きを考えてか、ウーファーとミッドで挟んだのが個性的だね。
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