2004/09/03

セブンのお話 03話 ファーストインプレッション

 

納車整備ではエンジンオイルやオイルフィルターの交換の他、ラジエターのチェックバルブの交換、4本のラジエターホースの交換、ヘッドライトウォッシャーパイプの交換などを行ったそうです。無料でしたが10万円程度の整備内容だそうです。エンジンの熱が凄いのでエンジンルーム内のゴム製部品の劣化が早いのだとか。それからETCユニットの取り付けもお願いしました。

購入以前は知らなかったのですが、ネットで調べてみるとセブンシリーズの故障の話がでてきます。よく壊れるのですか?とお店の方に尋ねてみると、E32は酷かったですけどE38はそんなに故障しませんよとのことでした。この話、信じたいものです・・・ ともあれ2005年11月25日にめでたく納車。

早速、ピカピカに磨き上げられた750iLでドライブしてみました。フォーンという滑らかなエンジン音で加速してゆきます。シフトショックは上り坂での発進以外にはほとんど分かりません。高速道路では信じられないぐらい安定しています。これは気持ちがいい。ちなみに100km/hは1700回転。

さらに回転を上げてゆくと本性を現します。大排気量なのにトルクで押し出すタイプではなく高回転で回りたがる。一般道でも100km/hのドイツに合わせたバルブタイミングのせいなのかな。50~60km/hからベタ踏みしてみると昔のナナハン並みの加速が味わえます。

コーナリングはフワフワ煽られることもなく路面に張り付いています。DSC(Dynamic Stability Control)はオートバイのリアブレーキを引きずるような感じでコーナー内側へ車体を引き戻すように働きます。どういう仕組みになっているんだろ?

この車、走ると面白いのですがデザインはいまいち。同世代の3シリーズ等と見分けがつかず個性が感じられません。また大排気量を誇れる時代でもないでしょう。ま、こういう地味で時代遅れの方がのんびり付き合えるかもしれません。




2004/09/02

セブンのお話 02話 みんなでお店に行こう!

 

子供まで連れて家族でぞろぞろとその店に行ってみると、ありましたね750iL。ヘコミや傷もなくとても綺麗です。リアドアのゴム製レインモールがボロボロになっている以外は外観の状態が非常に良いので驚きました。それなら車内の本皮シートはあちこち破けているのだろうと思い覗いてみると、これがまた汚れもなく素晴らしい状態。家族も感心しています。

今回は見るだけにしておこうと思っていたのですが、整備記録もしっかりしておりフルノーマルです。車検も1年ちょっと残っています。これはいいかも、と思うようになりました。このお店の在庫はBMWだらけ。整備にも自信がありそうです。

試乗です。もちろん家族も乗り込みました。わおっ、電動シート!ではないかと極めて低レベルでの感動を味わいながら発進。

240kgのエンジンが収まっているのに回頭性は良好。車も小さく感じます。助手席のお店の方は、いつまでたってもお店に戻ろうとしないので延々と試乗することになりました。そしてこの前の型(E32)の7シリーズに乗り継いでいますと嬉しそうに色々な話をしてくれました。

というわけで値切りもせずあっさり契約成立。車検まで1年あるものの走行6万5千kmのセフィーロ号は査定ゼロでした。長い間よく頑張ってくれたのでさみしい気持ちですが、でもまあいいです。同じ年式の1320万円の車が結局はこういうお値段にしかならないのですから。

こうして一生ご縁はないだろうと思っていたスーパーリムジンと付き合うことになりました。家族会議から7日目、BMWの7シリーズに興味を持って3日目のことでした。