東京都交響楽団の第727回定期演奏会に行ってきました。
指揮はエリアフ・インバルさん。
ヴァイオリンはジュリアン・ラクリンさん。
曲目はショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番と交響曲第12番「1917年」。
ラクリンさんのヴァイオリン協奏曲、曲の始めからいきなり引き込まれました。
1704年製ストラディヴァリ「ex Liebig/エクス・リービッグ」の使い手。
深く深く曲のなかに入っていけたような気がします。
インバルさんの交響曲第12番。
これも実に素晴らしかった。
インバルさんのファンになってしまい来年度も都響の年間会員になりました。
同じ席。
交響曲第12番ではライブ録音が行われていました。
サントリーホールでマルチマイク録音を見たのは初めてです。
インバルさんと客席の間の上空にステレオの一対、インバルさん前方上空に一対、さらにその外側、第1第2ヴァイオリン、ビオラ、チェロの各セクションの上空に1本ずつ。
さらに金管、木管、打楽器群のそれぞれの各パートごとに1本又は2本。
小型のステレオマイクと大型のコンデンサーマイクなどが身の丈ほどの位置に配置されていました。
ステージ上空の反射板はやや下方に配置されており、中低域に厚みを感じました。
交響曲第12番はライブ録音が行われていました。
サントリーホールでマルチマイク録音を見たのは初めてです。
インバルさんと客席の間の上空にステレオの一対、インバルさん前方上空に一対、さらにその外側、第1第2ヴァイオリン、ビオラ、チェロの各セクションの上空に1本ずつ。
さらに金管、木管、打楽器群の各パートごとに1本又は2本。
小型のステレオマイクと大型のコンデンサーマイクなどが身の丈ほどの位置に配置されていました。
ステージ上空の反射板はやや下方に配置されており、中低域に厚みを感じました。
マルチマイク録音は各楽器の音を明瞭にピックアップすることができます。
人間の認知機能と似ている。
街の喧騒の中でも話し相手の言葉はよく聞き取れるというのと同じです。
よく聞こえる、という以外に定位の問題もある。
オーディオに置き換えると、その相手の言葉はステレオのセンターに位置しているのでしょうか。
それは相手の方を向いているかどうかによる?
指揮者はどうなのでしょう。
オーケストラのコントロールしたい楽器奏者の方向を向いて指揮をおこなう指揮者。
そうではなく、いつも正面を向いて指揮している聖徳太子型の指揮者もいる。
見ているとさまざまです。
指揮者の向こうには作曲家がいる。
作曲家は自分の曲がどのような音世界を作り出すのか、その音世界はどのようなものになるのかを想像する。
作曲家も作曲の際にはコントロールしたい楽器奏者の方向を向いて聴くことができる音を想像していた、いやそうではなく?
音量の大きな現代楽器により、ステージでは音が炸裂するようになり、それは一つのドラマチックな音世界を作り出した。
歌劇場のボックス席で談笑しながら聴く時代は終わった。
作曲家の意図した音世界をそのまま聴かせてあげよう。
それを近くで聴いてみようよ。
もっと近くにおいでよ。
そう考えてワインヤード型のコンサートホールを採用した。
音が悪いそのホールと格闘を続け、不評のマルチマイク録音に挑戦し続けた。
ここら辺が傍観者との違い、かもね。
指揮はエリアフ・インバルさん。
ヴァイオリンはジュリアン・ラクリンさん。
曲目はショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番と交響曲第12番「1917年」。
ラクリンさんのヴァイオリン協奏曲、曲の始めからいきなり引き込まれました。
1704年製ストラディヴァリ「ex Liebig/エクス・リービッグ」の使い手。
深く深く曲のなかに入っていけたような気がします。
インバルさんの交響曲第12番。
これも実に素晴らしかった。
インバルさんのファンになってしまい来年度も都響の年間会員になりました。
同じ席。
交響曲第12番ではライブ録音が行われていました。
サントリーホールでマルチマイク録音を見たのは初めてです。
インバルさんと客席の間の上空にステレオの一対、インバルさん前方上空に一対、さらにその外側、第1第2ヴァイオリン、ビオラ、チェロの各セクションの上空に1本ずつ。
さらに金管、木管、打楽器群のそれぞれの各パートごとに1本又は2本。
小型のステレオマイクと大型のコンデンサーマイクなどが身の丈ほどの位置に配置されていました。
ステージ上空の反射板はやや下方に配置されており、中低域に厚みを感じました。
交響曲第12番はライブ録音が行われていました。
サントリーホールでマルチマイク録音を見たのは初めてです。
インバルさんと客席の間の上空にステレオの一対、インバルさん前方上空に一対、さらにその外側、第1第2ヴァイオリン、ビオラ、チェロの各セクションの上空に1本ずつ。
さらに金管、木管、打楽器群の各パートごとに1本又は2本。
小型のステレオマイクと大型のコンデンサーマイクなどが身の丈ほどの位置に配置されていました。
ステージ上空の反射板はやや下方に配置されており、中低域に厚みを感じました。
マルチマイク録音は各楽器の音を明瞭にピックアップすることができます。
人間の認知機能と似ている。
街の喧騒の中でも話し相手の言葉はよく聞き取れるというのと同じです。
よく聞こえる、という以外に定位の問題もある。
オーディオに置き換えると、その相手の言葉はステレオのセンターに位置しているのでしょうか。
それは相手の方を向いているかどうかによる?
指揮者はどうなのでしょう。
オーケストラのコントロールしたい楽器奏者の方向を向いて指揮をおこなう指揮者。
そうではなく、いつも正面を向いて指揮している聖徳太子型の指揮者もいる。
見ているとさまざまです。
指揮者の向こうには作曲家がいる。
作曲家は自分の曲がどのような音世界を作り出すのか、その音世界はどのようなものになるのかを想像する。
作曲家も作曲の際にはコントロールしたい楽器奏者の方向を向いて聴くことができる音を想像していた、いやそうではなく?
音量の大きな現代楽器により、ステージでは音が炸裂するようになり、それは一つのドラマチックな音世界を作り出した。
歌劇場のボックス席で談笑しながら聴く時代は終わった。
作曲家の意図した音世界をそのまま聴かせてあげよう。
それを近くで聴いてみようよ。
もっと近くにおいでよ。
そう考えてワインヤード型のコンサートホールを採用した。
音が悪いそのホールと格闘を続け、不評のマルチマイク録音に挑戦し続けた。
ここら辺が傍観者との違い、かもね。