2014/12/16

Nikon 1 V2 and FT1


FT1はNikon 1シリーズのカメラにNIKKORレンズをマウントするためのマウントアダプターです。
F値はNIKKORレンズのF値のまま変わらず、撮影画角は35㎜換算で約2.7倍の焦点距離に相当の画角となります。
Amazonで16717円でした。

とりあえず、家の中での撮影会。
最初は、AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR。
148.5-810mm f/4.5-5.6のVR付オートフォーカスレンズになります。




810mm f/5.6がこの大きさ。
三脚もVelbon ultra luxi mini Ⅲで十分です。




三脚込みでも異様に軽いです。




次は、Ai AF Nikkor 180mm f/2.8D IF-ED。
486mm f/2.8のマニュアルフォーカスレンズになります。
ほぼ500mmでf/2.8って、なんか凄い。




相変わらず抜けがよくシャープです。




何を着てもかっこいい…




暁の出撃ってかんじですね。
古いか。




最後は、Ai AF Nikkor 85mm f/1.8D。
229.5mm f/1.8のマニュアルフォーカスレンズになります。
これも凄いな。




FT1には以下のような重量制限があります。
「質量380gを超えるレンズをカメラに装着した状態で、カメラだけを持ったり、カメラのストラップを使ったりしないでください。カメラのマウントが破損する恐れがありますので、必ずレンズをもってください。」




380gよりも重いレンズの場合は、FT1の三脚ネジ穴にストラップ用の金具を装着せよということでしょう。
85mm f/1.8Dの重量はちょうど380g。
なのでストラップで肩に掛けてぶらぶら散歩できます。
 



FT1を使用しても最短撮影距離が変わらないので、換算焦点距離が長くなっても比較的近距離で合焦するのが面白い。
また、イメージサークルの中央付近しか使用しないので諸収差が極めて小さいです。

180mm f/2.8Dと85mm f/1.8Dはマニュアルフォーカスです。
でもフォーカスエイドの表示はされますし、ファインダーや液晶モニターで拡大表示をすることができます。
それに銀塩フィルム時代はほぼ100%マニュアルフォーカスで撮影していたので、やっぱりマニュアルフォーカスの方が性分にあってます。
楽しいなぁ。






2014/12/11

Nikon 1 V2 and 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6

発売から2年たったV2の標準ズームキットがAmazonで36177円になっていたので購入しました。
これは価格.comの初値のほぼ6割引きの値段です。

AW100やAW120でもちゃんとした撮影ができますが、やっぱりコンパクトカメラだと撮影の際の楽しさがちょっと少ないかな。
また、RAWファイルを得たい。
そこでニコン1シリーズが気になっていたのです。
また、V2になって撮影モードダイヤルと押し込み操作ができるコマンドダイヤルが新設されました。
これなら一眼レフのような操作感で撮影できるような気がしたのも理由の一つです。






現物を見たことがなかったので、その小ささと軽さには驚きました。
ちょっと惜しいのは、ボディのつくりがやや甘く、がっちりした感じがないこと。
でも、小さいせいか精密感があり、全体の印象は悪くないです。
白色にしたのは黒よりも安かったからなんだけど、白いカメラもいいかもって思っていました。
ミノルタα-8700iのミール搭載記念モデルっていうものあったしね。




付属の1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6はとても小さなレンズです。
AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIと同じく沈胴式。
10-30mmは繰り出すと本体の電源がON、沈胴させるとOFFになります。
面白いね。

ミラーレスなので気になったのは電子ビューファインダー。
144万ドットというので期待したのですが、10-30mmを装着した状態での見え味はいただけません。
ざらついた感じです。
しかし、FT1を介してAi AF Nikkor 50mm f/1.4Dなどの明るいレンズを装着すると、これが別物に変身。
ざらつきはなくなり、トロッとした大変美しい見え味になります。
レンズを変更してもダメなEVFもあるのかもしれないけど、V2のEVFはレンズが明るければ問題なしです。





1/16000のシャッタースピードと60fpsは凄い。
頭の中で想像してもその凄さは分かりませんが、これは試してみると仰天します。
シャッターチャンスというか、撮影のタイミングという価値を根底から破壊してしまったのではないかと。
従来ならシャッターと連動した特殊な撮影装置を必要とする場合でも、V2ならば無造作にシャッターボタンを押すだけです。
カメラが新たなステージに進化したことをひしひしと感じました。





V2のデザインは気に入っています。
F4へのオマージュでしょうね。
倉庫にF4のカタログがあったような気がして探してみるとありました。
右肩の2つのダイヤル配置もよく似ています。
懐かしいなぁ・・・