2015/11/10

Moser Purity 626, hand cut and engraved vase, motif The Deer




モーゼルの花瓶をヤフオクで購入しました。
鹿がエングレービングにより描かれているものが以前から欲しかったのです。
花瓶の形状は626タイプで、高さは28cm。
Octagonal Facet、色はベリルです。
落札価格は9万円(税込97200円)でした。




北米にはエルクという巨大な鹿がいます。
イエローストーン国立公園にリドルレイクという湖があり、そこに行くためのトレール(小道)を家族で歩きました。
そしてリドルレイクからの帰路、森の中で一匹だけで静かに下草を食べている巨大な雄のエルクに出くわしました。

イエローストーン国立公園ではエルクはめずらしい動物ではありません。
しかし、リドルレイクで出会ったそのエルクは、並外れて大きかった。
その角(antler)も素晴らしく巨大なものでした。

エルクはこちらに気付き、我々の方をじっと見つめます。
エルクは発情期になると非常に危険です。
これはまずいです。
刺激しないようにゆっくりと帰路を進みました。
そのときはエルクに許してもらったというか、相手にされなかったようで事なきを得ました。






ガラスの表面はこんなに深く削られています。
凹状なのに、上の画像のように凸状に見えます。

626のデザイン時期は、1920年~1935年だそうです。
随分時間に幅があるので、色々な形状を試しつつ徐々に形が決まっていったのではないでしょうか。
また、626にはさまざまな種類があり、6面カット、8面カットの他、円筒状のものもあります。






モーゼルの工場はチェコの温泉地カルロヴィ・ヴァリにあります。
チェコの鹿というのはどんな連中なのかなと調べてみると、アカシカが生息しているそうです。
北米のエルクはアメリカアカシカというそうで、アカシカはそれよりやや小さい。
もっとも大きさを除けば似たようなものでしょう。

鹿の角は春に伸び始め、冬の終わりに抜け落ちます。
それを毎年くり返す。
しかし、角は年齢を重ねるごとに大きくなり、また、枝分かれも多くなってゆきます。
エルクの平均寿命は10~13年ほどであり、飼育下では20年ほど生きるそうです。
今回購入した花瓶の鹿さんは若々しい感じがします。
4~6歳ぐらいかなぁ。

モーゼルの鹿にはいろいろあります。
それぞれに味があっていいなぁ。
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2015/11/08

JBL VTX Series V20 & S25 (4)




2014年の4月の記事、VTX-V20がそのままになっていました。
う~ん、何を書こうと思っていたんだっけ…
とりあえず、以下の3つの記事の続編です。

JBL VTX Series V20 & S25
JBL VTX Series V20 & S25 (2)
JBL VTX Series V20 & S25 (3)

V20の一番の話題は新型ドライバーだったので、この話題からリハビリがてら書いてみましょう。
この新しいドライバー、D2 D2415Kといいます。
D2430Kの小型版。



放熱板がなかなか精悍です。
V20のSpec Sheetには、"High Frequency: Three 2415K D2 Dual Diaphragm Dual Voice Coil
Compression Driver; two 38 mm (1.5 in) dia. voice coils; 21 mm (0.8 in) exit"と記載されています。
ボイスコイル径が38mmというのはなじみがありますが、スロート口の直径が21mmというのは、見なれないというか。
まあ、ホーンは自作するからどうでもいいけど。



これでD2シリーズは2機種。
ハイ側はこれで鉄壁。

4インチダイアフラムは高域側が今ひとつ。
それで黄色いホーンシステムでは4kHz以上を2431Hに任せています。
この2431Hがいい仕事をするのですよ。

次世代システムでは、この2431HがD2430Kになるわけです。
さらに、そのD2430Kの上をこのD2415Kが受持つ!
ふ、ふ、ふ、ふ、ふ。






ふふふ、というからこのがぞうではなく、まちうけがめんのかべがみをつくってみた。
1136ぴくせるのがぞう、けっこうおおきいよね。
こんなもんのぞかれたら、しゃかいてきにしぬかも。