2019/09/03

Remodeling Altec System



先日の黄色いホーンシステムから出たグイグイくる音を分析、改造ALTECシステムで再現してみました。
まず、黄色いホーンシステムのグイグイ音をDEQ2496とECM8000で測定。
次に、改造ALTECシステムをDEQ2496のオートEQとECM8000により全帯域をフラット化。
最後に、DEQ2496のパラメトリックイコライザで黄色いホーンシステムの周波数分布を再現しました。
パラメトリックイコライザの設定はこんな具合です。




パラメトリックイコライザの各素子のデータはこんな具合。




なんとなくラウドネス曲線に似てませんか?って調べてみると、こんなグラフがありました




このグラフの縦軸を圧縮するとこんな具合です。




1kHz、4kHz、10kHzのくぼみ方が似てるなぁ。
これね、2446Hの受け持ち帯域が、897Hzから4.02kHzで、偶然の一致なんだ。
コンデンサをかましたので、そのあたりのレスポンスが低下したわけだ。
同様に、DE500が8.5kHz以上、2402H-05が10.1kHz以上なので、同様のレスポンス低下が生じた。

低域側の盛り上がりは、40Hz以下の最低域と、80Hzを中心とした低域に分けて設定しているので、この辺りはドーンと出すのが好き。
ただし、80Hz辺りは部屋の特性でディップができやすく、また160Hz辺りで定在波によるピークが出やすいので、オートEQ後でも部屋のクセは残る場合が多いでしょう。
ディップはほっておいても、ピークについては臨機応変に対応しないとね。

低域特性は部屋の音響特性のほか、音量によってもずいぶん違います。
音量は中音量です。
前傾姿勢で虚空をにらむような大音量ではないです。
かと言って、蚊の鳴くような小音量でもない。
リラックスして普通に聴ける音量。

それで改造ALTECシステムの音がどうなったかというと、黄色いホーンシステムと同様、今までで一番いいような。
でも、システムの規模が黄色いホーンシステムよりも全然小さいのでミニチュアみたいな感じになってしまいました。
それはともかく、これが当面のマイブーム特性ということになると思います。
これから時間をかけて何がどうなっているのか細かく設定を探っていこう。



 

2019/08/28

Yellow Horn System



先日から黄色いホーンシステムのテコ入れをしているわけですが、問題のひとつに残留ノイズがあります。
音楽信号を流していない時に聴こえるサーという音。
アンプのボリューム位置にかかわらずノイズレベルは変わらず、また、DCX2496を切り離しても変わりません。
アースをとったりしてもダメ。
特にひどいのは2431Hからのノイズです。

2431Hの変換効率(No)は49.9%もあります。
入力された電気エネルギーのほぼ半分が熱にならず音になってしまう。
こんなに効率の高いユニットは他に知りません。
ちなみに2446Hと2451Hの変換効率は30%、2490Hが35%です。

ネットで検索してみると、
「私はPARCのフィルムコンデンサー0.47μという物と、フィリップ製の抵抗0.6W22Ωという物を並列にして11Ωにした物を直列で繋いだ物をZOBELとしてスピーカーの+-端子のところに突っ込んで使っています。」という記述を見つけました。
なるほど、これは効きそうです。
早速、セメント抵抗10W10Ω、フィルムコンデンサー0.47μF250Vを沢山購入。
試してみることにしました。

とりあえず、2431Hに手持ちのコンデンサー2.2μFと抵抗10W10Ωを"直列"に接続、アンプの+-端子の間に接続しました。
ノイズは減りません…
このときは接続を間違えていることに気づいていないわけです。
なぜかというと、インピーダンス補正回路のことだねって早合点していたからです。

間違いに気づかないまま、ならばコンデンサーのみのハイパスフィルターならどうだっ!ってコンデンサー2.2μFを直列に入れてみました。
するとノイズが完全に消えはしませんが、本当に小さくなりました。
2332ホーンに50cmぐらい耳を近づけないと聴こえないぐらいになり、リスニングポイントでは無音になりました。
これは大成功です?

2.2μFだと9000Hzぐらいなのでしょうか。
2431Hの受け持ち帯域は4.02kHzから8.5kHzなので、受け持ち帯域の上限ぐらいをカットオフ周波数にすればいいのかと勝手に結論。
高域端を担当するDE500と2402H-05にはそれぞれ0.47μFをパラって0.94μFにして試してみると、事実上残留ノイズを消すことができました。




右chのみコンデンサーをつなぎ、帯域別に音出し。
両スピーカーの中央で聴いてどの程度のレベル差があるかを耳で判断すると、コンデンサーとつないだ方はだいたい5dBから6dB程度低下していることが分かりました。

これで決まりだねって、黄色いホーンの2446Hにも1.0μFと3.0μFをパラって4.0μFにし、ついでに2431Hも0.47μFと1.5μFをパラって1.97μFにして、今度はきちんと半田付けをして作業終了。





位相チェックのあと、先ほどのレベル差の分だけレベルを上げ、DEQ2496とECM8000で測定してみます。
うーむ、各帯域ともに低域側に向かってレスポンスが低下しています。
でもまあ、こういうのはDCX2496の帯域別イコライザで補正できるので問題ありません。
とりあえず補正しないまま試聴してみました。

なんだろう、グイグイきます。
おかしいな、全然いいじゃないの、今まで一番かも…
測定結果は荒れているのに偶然というか何というか。

2402H-05のようなツィーターに小容量のコンデンサーをかますとハイが伸びるのはご存じの通りですが、そういう効果だけではないような気がします。
ならば、位相差をDCX2496のオートアラインで整えてやればもっと良くなるはずとやってみると、これがあんまり良くない。
音が練れていないというか、音の感触が微妙にざらついている。
わずかにハイを落とすようにレベル調整をしてみるものの、以前の雑なディレイ設定の状態に負ける。
これだからマルチアンプは面白い?

で、一息ついたのち、先ほどの直列と並列の間違いに気づくわけです。
おいっ、どうすんのよっ!
でも、クルレンツィスのマーラー6番を聴いているうちにどーでもよくなってしまいましたとさ。
めでたしめでたし?




新型のDCX2496(Ver.1.18A)をもう一台導入。
低域側にあてがいました。