2023/07/16

Loudspeaker Systems Design



Axi2050は大型ホーンと組み合わされ、KLIPSCHのJUBILEEに搭載されている。
ジュビリーはクリプシュホーンを備えた12インチ2発と、300Hz以上を受持つホーンによる2ウェイ構成。
技術的なトピックスとしては、Axi2050のスロート口に指向性を改善するためのプラグを設けたこと、3本のバスレフダクトをフロントロード内部に開口した点である。
また、DBR15のようにDSPにより制御されるが、残念ながらアンプは付属しない。

このジュビリー、高さ175㎝、幅127㎝、奥行76㎝と恐ろしく巨大である。
現代的なスピーカーシステムとしては例外的なサイズである。
往年のクリプシュホーンが化けて出てきたような感じだ。
DIYホーンシステムと同じぐらいの大きさは、正直、驚きである。









京都に妻と二人で行ってきた。
11日午後に建仁寺に行き、風神雷神図屛風(複製)等を見た。
12日は鞍馬山に登り、貴船に抜けて川床料理を食べた。
帰りに北野天満宮に行きお礼をし、夕食は鱧会席をいただいた。
13日は三十三間堂、それから智積院に行き、長谷川等伯を堪能した。
宝物館の本物は素晴らしい。夕食は開陽亭。
14日は嵐山の天龍寺、篩月で精進料理をいただく。
竹林を抜けて大河内山荘庭園に行った。
それから福田美術館で竹久夢二展を見た。めなみで夕食。
15日は養源院に行かず、そのままS550で引き揚げた。









2023/07/08

Loudspeaker Systems Design



CelestionというとUL6とかDitton66などを思い出す方が多いだろう。
当時は、タンノイと並びイギリスを代表するスピーカーメーカーとして認識されていた、というか、英国国旗がやたら広告に表示されていた記憶がある。
現在はギターアンプやベースアンプ用のスピーカーユニット、それから業務用ユニットを主に生産しているが、設立はなんと1924年であり来年で100周年になる。
なお、Celestionと同様に現在も活動している老舗のスピーカーメーカーとしてはJENSEN(1915年設立)、Tannoy(1926年設立)がある。
あなたが生まれるはるか以前からスピーカーユニットを作り続けているCelestionのドライバーを搭載し、それを最先端のDSPで制御しているDBR15は、だから魅力十分だ。

そしてCelestionのドライバーというとAxi2050に触れないわけにはいかない。
放射状にリブが形成されているフラットなリング形状のチタンダイヤフラムを備えており、そのボイスコイル径は5インチ、ダイヤフラム外周の直径は175mmにもなる。
この独創的な形状のリング状ダイヤフラムの面積は、5.5インチのドーム型ダイヤフラムに匹敵するそうだ。
300Hzから20kHzまで再生可能という超ワイドレンジのコンプレッションドライバーである。




構造はBMSタイプのものとかなり異なる。
3重スリットのイコライザを備え、中央のイコライザの内部がバックチャンバーになっているようだ。
そして、この2インチスロートのドライバーはネオジムマグネットを搭載しているにもかかわらずかなり大きい。
外寸直径は198mm、重さも7.5kgとヘビー級である。