2024/09/01

AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR2



ヤフオクで極上美品を104830円で購入。
当時の希望小売価格は341000円という代物。
大三元はこれから長く使うので、相場より高めの美品を信頼のある業者から即決で購入していった。
このため、いずれも新品のようにきれいだ。




今回の大攻勢は、14-24、24-70の2本の獲得でめでたく終了するはずであった。
作戦開始時は70-200 2.8Gの購入予定は無かったのである。
就役したての暗い70-300mmで十分という判断だ。
しかし、ここまで来ると視界に入ってくるものがある。
そうなると、70-200 2.8Gは入手しておかなくてはならない。

大三元の中では唯一VRがついている。
重さは1540gとなかなか重い。
実際、金属とガラスの塊であり、その無言の存在感が凄い。
まさにプロ用であり、構えると気合が入る。
そしてそのヌケの良さは期待以上の驚くべきものであった。

こうして高嶺の花だった大三元を無事召喚できた。
2012年にD800が発売されたとき、こうしたレンズで撮影ができたらどんなによかろうと思っていたが、ようやく実現した。



2024/08/28

AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED



24-70 2.8Gと同時にヤフオクで新品同様を116780円で購入。
これは現行品であり、ニコンダイレクトでは304700円もする。
24-70と70-200がEタイプに変更された後もこのレンズはそのままだ。
ニコンはこのレンズに相当自信があるのだろう。




その昔、銀座や新橋のカメラ店のショーケースの中にあった6mm f/2.8の魚眼レンズを思い出す。
巨人の眼窩からくり抜かれた絶対零度の瞳はあらぬ方を見つめていた。
大きく前方へ飛び出したその硝材の塊を見ていると吸い込まれそうになった。

このレンズの外観はそんな特殊なレンズが持つ独特の雰囲気がある。
また、24-70 2.8Gと同様にこれも金属鏡筒であり、引き締まっていて素晴らしい手応えだ。
これだけでも十分に魅力的と言える。

しかし、本当の魅力はその明るさと描写力だ。
D800のカタログの掲載写真の撮り方の解説が"D800/D800E Technical Guide"に掲載されている。
その中のフランス国立図書館はこのレンズで撮影されている。
ライブビューの使用やホワイトバランス、絞りすぎの注意等の記載があってその気にさせる。
あまり明るくない屋内で超広角を必要とし、さらに隅々まで克明な描写を実現するためには、明るさと描写力を両立しているレンズが必要だ。
また、屋内で動くものを超広角でとらえようとする場合もこうしたレンズが必要になる。

明るい超広角ズームは非常に贅沢なレンズだと思う。
残念なことに今までそうしたレンズを体験したことがなかった。
この銘玉と謳われるレンズにはだから大変期待している。