2024/10/12

GoPro HERO 12 Black



タイムラプスは面白い。
まず、撮り手の意思が介在しない。
カメラの面白いところは、撮影したい瞬間を撮り手の意思で決定することにある。
連写なんていうのは、だから、本来的には邪道なんである。
しかし、このタイプラプスは、連写どころではない。
意図したものと全然別のものが撮れてしまうのである。
例えば、夕焼けを予想してセットする。
しかし、撮れたタイムラプスは、期待していた夕焼けではなく、紫色からグレーに変わりながら渦巻く雲の様子がおどろおどろしく撮れたりする。
もちろん、典型的な夕焼けが撮れることもあるが、全く空振りの日もある。
晴天のまま暗くなっていったり、変化があっても当たり前すぎてつまらなかったり。
普通の曇天の昼間にタイムラプスを撮ると、その雲の流れゆく様に素直に感動できることが多い。
雲の切れ目からチラチラ見える高空の青空が展開するのも素晴らしい。

大当たりというか素晴らしい出来栄えのタイムラプスは静止画をはるかに超える感動を与える。
先の渦巻く雲なんかがそれで、実際の空をぼんやり見ていても雲があるだけで、それが渦巻くように動いているかなんて絶対に分からない。
このダイナミックな情景を静止画で表現するのは到底無理だ。




GoProは全天候型なので天気が良かろうと悪かろうと、雨がふってこようがおかまいなしである。
濡れても構わない古いハクバのアルミ三脚をベランダに置きなんとなく空に向けるわけである。




2024/10/09

GoPro HERO 12 Black



以前から気になっていたこれを8月初旬に購入した。
64GBのカードがついたスターターキットがamazonで55800円だった。
本体がかなり高額なので、シュノーケリングで濡らすのもあれかと思い、ダイビング用の水中ハウジング(ADDIV-001)も同時に購入、やはりamazonで3440円だった。
さらに、水に浮くハンドル(AFHGM-003)も2000円で同時購入した。




当時、おかめら大攻勢の真っ最中だったので、しばらくほっておいた。
一応、カメラの形はとどめているものの、ともかく素っ気ないのである。
メカ好きとしては全然物足りない。
なんだかなぁ、という感じで、海にも連れて行かなかった。

初期の登録とアップデートとやらを済ませたあと、どう使えばいいのかと調べてみると、タイムラプスができるとある。
タイムラプスはD800で一度だけやってみたことがあるのだが、無意味にシャッターをすり減らすような気がしてそれっきりになっていた。
では、GoProのお手並み拝見と行こうではないかと、やってみた。

ところがこのカメラ、無音で黙々とタイムラプスを撮影し続ける。
出来上がりを65型の4Kモニターで見てみたが、16:9の5.3Kは伊達ではなく、写りは大変鮮明というか感動レベルである。
こんなちゃちなボディでこんな画像が撮れることに驚いてしまった。
そしてなによりタイムラプスの魅力に目覚めてしまった。