2402H-05が戦列に加わってしまったため、処遇?を考える必要があります。ちなみに、2402H-05を購入する以前の計画は、ウーハーに2155Hのウーハー部、2360A+2446Hをミッドレンジ、ツィーターとして2155Hのホーン部をあてるというものです。
この場合、2ウェイマルチアンプという構成ですので、2155Hのホーン部のドライバー(2416H)は、コンデンサーを介して2446Hと並列に接続することになります。
この計画をベースに、2402H-05を2416Hの代わりに使うのが順当なところですが、これでは2155Hのホーン部を使わないことになってしまいます。そこで、4ウェイにすべきかなどと、あれこれ考えている内に、2系統切り換えシステムという奇妙な構成を思いつきました。これは、大型ホーンの第1系統(3ウェイ)と同軸の第2系統(2ウェイ)をスイッチだけで切り換えることができるというものです。
222ESJにはA、B、二組のスピーカーをつなげるように、スピーカー切り換えスイッチがついています。そのA端子に第1系統の2446Hと2402H-05(コンデンサを介して並列接続)、B端子に第2系統の2416Hを接続します。
普通のチャンネルディバイダーを使用すると、第1系統と第2系統のクロスオーバー周波数を共用しなければならないので、現実的ではありません。しかし、D1000は、メモリーが3つあり、スイッチにより3通りのプログラムを呼出すことができます。
このD1000の一つ目のメモリーに第1系統のクロスオーバー周波数(例えば500Hz)、レベル調整、位相、ディレイ、5素子イコライザの設定を記憶させ、また、二つ目のメモリーに第2系統のクロスオーバー周波数(例えば1200Hz)、その他の設定を記憶させておきます。
こうしておくと、222ESJのスピーカー切り換えスイッチと、D1000のメモリーの呼出しスイッチを操作するだけで、第1系統の3ウェイシステムと第2系統の同軸2ウェイシステムを選択することができます。こうして、全スピーカーユニットを無駄なく使用できるシステムになりました。