D130は1950年代にフェンダー社のギターアンプ用に供給されていたそうです。
型番にFがついた楽器用のD130Fは、JBLユニットの年表によると1963年ごろに発売されたようです。
D130Fは楽器用として成功し、60年代後半にプロのベーシストやオルガニスト用のD140Fがラインナップに追加されます。
D140Fは、銅製ロングボイスコイル、100g前後の実効質量(mms)、リブ付きストレートコーンが特徴になっています。
なお、D130は、アルミ製ショートボイスコイル、実効質量は60g、カーブドコーンです。
D140Fは、100g前後の実効質量により低域側の再生能力を向上させ、強靭なストレートコーンとロングボイスコイルにより大入力に対応しました。
このD140の特徴は2205A/H、2225H、2226Hに引き継がれ、JBL社の業務用(PA用)15インチのメインストリームを確立してゆきます。
さらに、2255H、2265H、2275Hなどのディファレンシャルドライブユニットの礎になりました。
下の画像は、D140Fのカットモデルです。
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