2020/11/20

BMW VS Mercedes Benz

 

760Liの次期重戦闘機を選定しなければなりません。
さあ、楽しい車選びです。
車の世界にもいくつかの頂点がありますが、750iLと760Liに乗り継ぎ、そのひとつを極めてしまったので、少し考え方を変えてみようと。
そして、V12にはこだわらないようにしようと。
飽きはしないけど、V12もターボモデルばかりになって"なんだかなぁ"って感じなのです。
で、次はストレート6かV8にしようと。
電気モーターの時代が来るまでに、味わいたいエンジンを存分に味わっておこうと。




候補は2つ。
まずは、BMW G11 740i。
ストレート6を諦めなかったBMWのストレート6、DOHC24バルブ、2997cc。
水冷インタークーラー付き、ツインスクロールのシングルターボ搭載で何と0-100km/hが5.5秒。
E66 760Liが5.6秒ですから、これは速い。
ボディもカーボンファイバー強化樹脂の採用で大幅に軽量化されています。
もしも740iのストレート6が回りたがるエンジンなら、気筒数は半分とはいえ、E38 750iLの再来になるかも。

E38 750iLの再来といえば、なんとホイールベースが3070mmで一緒なのですよ。
さらに、エアサスペンションがコンフォートプラス、コンフォート、スポーツの3段階に調節可能。
これ、コンフォートプラスはロールスロイス、コンフォートはベンツ、スポーツは従来のBMWをイメージして設定されているそうです。
E38 750iLは柔らかめというか猫足だったので、これも"再来"の夢を見させてくれそう。




次の候補は、メルセデスベンツS550(W222)。
挟み角90度のV8エンジン、4663cc、DOHC32バルブ、ツインターボ。
これも水冷インタークーラー付き、2基のターボチャージャーはバンクの外側にそれぞれ配置されています。
マルチスパークイグニッションを採用。

ボディーはアルミニウム使用率50%以上、前輪荷重は52%。
このため、0-100km/hは4.8秒、加速性能やハンドリングは以前の多くのAMGモデルよりも優れているとのこと。
柔らかめが予想されるエアサスペンションのセッティングには、コンフォートとスポーツの2段階が選択可能。
国内外のインプレを読んでみても、なかなか期待できそうです。




BMW 740iの方がS550よりも後発なのですが、車両価格がS550よりかなり安価なので、同じ年式であれば740iの方が安価です。
また、6発ならメンテ費用も安価だと思われますし、一方、ベンツはパーツ代が高そうです。
さらに、"Sクラス"はイメージがちょっと。
ファミリーカーとして使うにはかなり無理があるのではないかと。
一方、740iはモダンでスマートな印象なのでそういう心配はありません。
というわけで、選んだのはMercedes Benz S550になりました?

740iを選べば、それはそれでクレバーな選択だと思うのですが、セブンを3台続けるって同じことの繰り返しのようで車生活に広がりが感じられない。
やはりここは世界最古の車メーカーであるメルセデスを味わいたい。
メルセデスを知れば、それとの対比を通じてBMWの車哲学への理解もより深いものとすることができるのではないかと。
それに、クレバーな選択は何故か後悔と不満が残ることが多いですし。

購入作戦を発動するにあたり、例によって妻と母にお伺いをたててみると、妻は760Liにもう少し乗っていたいといいます。
そろそろ80代半ばになる母は「私はベンツに乗ってみたい。」とのたまう。
孝行したいときには親はなしという話もございますし、これでS550に決定しました。




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