雷神の下塗りが終わった。
下塗りは明るい色、これに塗り重ねて暗くしてゆく。
下の画像のように雷神の左手左足は描かない。
はみ出したのだ。
描こうにも描けないのだから仕方がない。
S10号パネル10枚を15枚に増強。
縦3枚横5枚になり、サイズは縦159㎝、横265㎝になった。
そして、この作品は横置きである。
吊り金具が画像の奥にわずかに見える。
横になっているのは、部屋の壁に縦方向に配置できないのだ。
だから"横雷神"と呼ぶことにした。
大きいため床に置いた状態では広角レンズを使わざるを得ず、手前が大きく奥が小さく写ってしまう。
まるでデッサンが狂っているように見えるが、実物は全く正常である。
塗膜が剥離した様子を取り入れることにした。
宗達の風神雷神図の場合、"時代"も芸術の一部だと考える。
いい味を出してくれている。
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