横雷神が完成した。
横265cm、縦159cmは御覧の通り、部屋の壁面いっぱいである。
この下にDIY ARTの作業机を置くので、下側5cmぐらいが机で隠れてしまう。
そして頭上に横雷神様をいただきながら、せっせと画業にいそしむのである。
横にしたのは理由がある。
俵屋宗達の雷神は、愛嬌がある。
しかし、横にするとその愛嬌みたいなものが消えることに気づいた。
雷神の真剣さのみを描きたかったので、横雷神様になってもらった次第である。
それに上から下へ打ち下ろすみたいなのは好きではないので、横方向へぶっ飛ばすんだぁと、まあこれが21世紀的ではなかろうかと。
まわりの雲は描かなかった。
金色の背景がうまく塗りあがり、きれいだからだ。
この金地は、7回塗り重ね、うち2回は金と銀を1対1で混ぜたものを使用した。
使用した塗料は金、銀を含め、すべてニューサクラカラーである。
予想していたよりも楽しめたしいろいろと学べた。
私淑である。
面白いもので、途中から丸筆ばかり使用するようになった。
丸筆はぺんてるのネオセーブルの細いのや太いのである。
そして、たらし込みの技法は雷神のあらゆる部分で使用した。
なお、雷神様は本来青い肌らしいので、やや青みを入れた。
また、右手親指の爪は風神の爪を参考にして再現した。
妻は雷神様の尖った爪がお気に入りなのだ。
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