2019/10/03

Yellow Horn System



黄色いホーンシステムの右CHのPD.2450をPDN.2450に交換しました。
実は、この61cmウーファー、輸送中に落下させたようで大入力になるとボイスコイルタッチを起こしていました。
納品時、包装箱に大きなダメージがあったのですが、その時にきちんとテストしなかったのが運の尽き。
気づいたのは納品からだいぶ経ってからです。
それからダマしダマし使い続けて11年も経ってしまいました。




今回購入したPRECISION DEVICES PDN.2450は、PD.2450のネオジム磁石バージョン。
PD.2450の重量が36kgに対して、PDN.2450は25.8kgと約10kg軽いです。
TSデータを見ていると、微妙に最低域側重視になっているようです。




このプレシジョンディバイセス社の61cmウーファーは、深く透明感のある低音です。
その深さと透明感にリアリィテイがあるという感じでしょうか。
この低音を比較的小さな箱(実効容積320L)で楽しめるというのもこのユニットのメリットだと思っています。








2019/09/29

DIY Speaker (107)



DIYホーンシステムにもグイグイくるイコライジングを試してみることにしました。
その前に、以前から気になっていた段積みになっていたDCX2496をそれぞれガラス棚板に載置することにしました。
段積みすると結構熱くなるのです。




それから黄色いホーンシステムと同様、2431Hと2407Hにコンデンサーを直列に入れサーという残留ノイズを消すことにしました。
2431Hは1.0μFと0.47μF2個をパラって1.94μF、2407Hは0.47μFをパラって0.94μFにしました。
残留ノイズは消えました。
なお、2451Hの守備範囲を低域側は600Hz、高域側は4kHzに戻しました。

イコライジング作業開始。
ます、DEQ2496のオートEQとECM8000により全帯域をフラット化。
次に、DEQ2496のパラメトリックイコライザにグイグイイコライジングをインプット。
この作業、数分ぐらい? 慣れると実に容易いです。

音出ししてみると見事な音です。
改造ALTECシステムと全く同じイコライジングなのですが、全然違います。
システムの規模や能力がそのまま反映されています。
今までの付き合いで両システムの個性は把握していましたが、それがはっきりと分かりました。




グイグイイコライジングはソースと音量によっては低音過多になるので、そういう状況でもクリアに再生できるように新しいイコライジング設定を作ってみました。
それが上の画像です。
最低域の28.3Hzは+5.5dBから+2.5dBに、また、低域の79.6Hzは+5.5dBから+1.0dBにしただけですが、最低音と低音が減ったためにクリアな印象です。
クリアイコライジングの誕生です。

しばらくグイグイイコライジングとクリアイコライジングの2種類で聴いていたのですが、2つだけだと変化幅が大きすぎます。
そこで、その中間に新たに2つのイコライジング設定を作ってみました。
とりあえずレベル2とレベル3という名前を付けました。

最低域はグイグイが+5.5、レベル2が+4.5、レベル3が+3.5、クリアが+2.5dBです。
低域はグイグイが+5.5、レベル2が+4.0、レベル3が+2.5、クリアが+1.0dBです。
最低域は1.0dBステップで、低域は1.5dBステップということになります。

DEQ2496のメモリには、オートEQによりフラット化した直後の"FLAT"、グイグイの"ORIGINAL"、レベル2の"LV2"、レベル3の"LV3"、クリアの"CLEAR"の5種類をメモリしました。
フラットを除く4種類を適宜呼び出すことで、様々な状況に対応できるようになりました。