2024/12/03

Behringer Ultracurve Pro DEQ2496



DEQ2496を入れ替えたDIY Horn Systemのセッティングを始めた。
DEQ2496のセッティングはDual Monoにして、音が悪くなるなんとかフィルターをOFFにして、それからオートGEQに行くという流れになる。

オートGEQの設定は今までフラットでやっていた。
しかし、同じではつまらないので今回は20Hzから20kHzにかけて7.5dBほどなだらかに減衰するターゲットカーブを設定してみた。
ハーマンのターゲットカーブが気になっていたのでやってみたのである。

ちなみにオートGEQの画面には"ROOM CORR"が選択できるようになっていて、これをONにすると1オクターブあたり1dB減衰してゆくそうである。
今回はOFFで手動でやってみた訳である。

両端の20Hzは3dBブースト、20kHzは4.5dBカットということになる。
31ポイントあるので、2ポイントづつ0.5dBカットしていった。
ちなみに315Hzと400Hzが0dBである。




さてその音はというと、予想通り迫力があるもの剛直で頂けない。
やっぱりこのままでは全然ダメなので、PEQでいよいよ本格的な調整だ。
先ほどのハーマンのターゲットカーブのグラフを見てもらうと分かるが、黒線の200Hzあたりがカットされているだろう。
これだけでも結構低音の姿がはっきりする。
最低域も低域の明瞭度の邪魔をするので適度にカットしよう。
それからこれは人によると思うのだが、3kHzから4kHzぐらいを少しカットすると高音のうるさい感じをおさえることができる。




オートGEQを実行している際に、160Hzちょっと下でチラチラ不自然なピークを観測することができた。
なんとなく気になったので、ウーファー帯域を担当するDCX2496のABC入力側で呼び出す入力用PEQで、135Hzをカットした。
ノッチフィルターとして働かせるためQ値は最大の10とし、7dBほどカットした。
すると今まで気になっていたボーカル帯域の下の方のモヤツキが見事解消したのである。
これは定在波の仕業だろう。

まあ、そんなこんなで新DEQ2496の導入は大変うまくいき、DIY Horn Systemの音はさらに良くなった。
DEQ2496のPEQの調整は、10素子中、9素子使ってしまった。
これが12素子ぐらいあると安心なんだが。



今日から旅行なのでしばらくお休みします。






2024/12/02

Behringer Ultracurve Pro DEQ2496



購入した3台のDEQ2496をDIY Horn Systemでテストした。
単にI/O等を設定してスルーで音出しをしてみたのである。
するとそのうち1台が2分程度問題なく音が出ていたのに、急に音が出なくなり、液晶パネルも表示されなくなった。
ベリンガー製品で今まで初期不良はなかったので、こういうのは今回が初めてだ。

これをamazonに返品し返金してもらい、新たに1台、注文した。
32091円だったので、1台だけはさらに安く入手することになった。
翌日、なぜか価格は5万円台に戻ってしまった。

3台の新しいDEQ2496は、V3.0(Utility画面1ページ目の右肩に表示される)である。
調べてみると、V1ハードウェアのファームウェアの最終バージョンはV1.4であり、V2ハードウェアのファームウェアの最終バージョンはV2.5だそうである。
今までのDEQ2496はV2.5であったので、ハードウェアがV3になり新しくなったようである。
予備機が4台になる訳だが、どんどん進化するようなら買いなおした方がいいかもね。