2025/06/28

HONDA CB1000F



このブログを読んでいる世代の方なら御厨さと美氏をご存じだろう。
裂けたパスポートとかイカロスの娘がamazonのkindleで無料で読める。
そうした漫画の中には、海外生活、海外でのドライブ旅行やスキー、軽飛行機や大排気量オートバイの操縦などが描かれている。
このうち軽飛行機を除いては、やってみることができた。
直接的な影響ではないとは思うが、そうしたことになんとか手が届きそうになったときに、最後の一押しが御厨氏の漫画への好意だったような気がする。
だから感謝している。

あてのない気ままなひと月半のヨーロッパドライブとか、イエローストーンを含む西海岸周辺の国立公園を10日から2週間かけてドライブ旅行するというのを何度も何度も繰り返すというのは、車のメカの知識やドライブの自信がないとできないだろう。
オートバイとの付き合いで身についたことがこうした行動を支えているわけだ。
裂けたパスポートの中で、女の子がオートバイの旅先でパンクに見舞われるシーンがあるが、そういうのが少しずつ人生を鍛えてゆくのかもしれない。
オートバイへの物欲があってほんとに良かったと思う。




御厨氏の連載ではなく単発の漫画の中に、こういうのがあった。
記憶が定かではないのだが、リタイヤした記念にオートバイを始め、250CCのイタリア製オートバイを購入してツーリングに出る。
そして、若者のグループと出会い一緒にしばらく走っていると、峠道ではらんできたダンプと接触し、足を骨折してしまうという話だ。
このオートバイ、確かアエルマッキだったと思うんだが、違ったかな。

まあいい。
御厨氏がこの話を否定的に描いていたのかはおぼえていないのだが、そうだな、俺は否定的には考えないな。




2025/06/27

HONDA CB1000F



まあ、今更バイクを買ってみてもあの頃は戻ってこないと、そう考えると大変残念な気持ちになる。
物欲というのは、その向こうに何がしたいのか、というのが見え隠れするから面白い。
バイクを持っていない頃は、こういうので遠くへ出かけるとどんな気持ちになるのだろうか、という興味があった訳だ。

何をしたいのかと改めて自問すると、普通はなかなか答えられないんじゃないのか。
しかし、欲しいものは何かと自問すると、その答えを見つけやすいようにも思う。
絵を本格的に描き始めたのは最近のことだが、それ以前は変な物欲の発動があった。
突然というか発作的に、文房具店でクレヨンや色鉛筆、スケッチブックなどを購入するのである。
数年に一度という頻度だったが。
それで、自宅に戻って絵を描いてみるのだが、これが面白くないというか、描きたい対象もないのにどうしてこんなものを買ったのか分からないという変な気分になった。
でも、こうして絵を描くようになったのだから、そういう物欲の発動と付き合っていたのは良かったのではないかと、今はそう思う。
まあ、お買い物中毒みたいになるとみっともないが、金がないからその心配はないな。