2019/11/28

Herend Vienna Rose



ヘレンド、ウィーンのバラのプレート類です。
ウィーンのバラはオジエ/オージェ(osier)が似合うと思います。




左のディナープレートはVRH Dinner Plate 524-0-00 (D: 25 cm)です。
購入当時82ユーロでした。
右のスーププレートは、501です。
未使用品をヤフーオークションで落札しました。




デザートプレートはVRH Dessert Plate 517-0-00 (D: 19 cm)です。
1枚58ユーロでした。




小さいデザートプレートはVRH Dessert Plate 516-0-00 (17 cm)です。
1枚54ユーロでした。
全部で6枚あるのですが、1枚をティーポット606の受け皿にしていることをわすれていて撮影からもれてしまいました。




スープカップがあるので、スーププレートは大き目にしました。




シチュー類の場合には、ディナープレートを受け皿にしています。
このディナープレートは、スープチュリーンの受け皿にもなります。
ディナープレートは、スープチュリーンの受け皿をのぞき、12枚になるまで買い足してゆく予定です。








2019/11/26

Herend Vienna Rose



ヘレンド、ウィーンのバラのスープカップです。
スープカップは、VRH Soup Cup 751-2-00 (2,4 dl)で、購入当時、一つ86ユーロ。
ソーサーは、VRH Saucer 734-1-00 (15 cm)で、一つ33ユーロでした。




ディナーセットとしては、ロイヤルガーデン、ウィーンのバラ、ヴィクトリアブーケ、アポニーの4つのシリーズを集めています。
ウィーンのバラは、その中では正統派というか気品があり、テーブルの上に展開すると若々しくとても華やかです。
気品があるのに気取っていないのでディナーのほかサンドイッチなどの軽い昼食にも似合います。




この若々しくも上品な雰囲気は、緑の子持ち罫線によるものではないかと考えています。
バラの図柄だけだと、これだけの雰囲気は出ないと思います。
この子持ち罫、もちろんハンドペイントであり、その非常に細い子供線が小さなパセリの図柄と相まって、女性的な繊細さを醸し出していると思います。




また、この子持ち罫の緑色がやや濃く、これがヘレンドの磁器の白さを引き立たせています。
このコントラストが上品な感じにつながっているのではないかと思います。




ウィーンのバラはクリストフルのカトラリーなど、銀器にもよく似合います。
基本的にシンプルなデザインであるため、料理やカトラリーを上手に引き立てます。






2019/11/24

Herend Royal Garden



ヘレンド、ロイヤルガーデンのグレービーボートです。
Gravy Boat with Stand + Lid 232-7-02 EVICTF2、購入時の価格は389ユーロでした。
サイズは L:24cm W:17cm H:15.5cm。
容量は500mL。





このソースボートは、受け皿とボート部が一体に形成されています。
別体のものに比べ使いやすいです。




蓋つきというのが面白くて購入しました。
このロイヤルガーデンシリーズでは、サービングピースはロカイユ/ローカリ(rocaille)で揃えたのですが、このグレービーボートだけはオジエ/オージェ(osier)にしました。
ローカリで蓋つき、というのはあるのでしょうか。
最近出た形状のカタログには掲載されていません。




ヘレンドの形状のカタログ(Standard - Formcatalogue 2018)はこちらからダウンロードできます。
そのほかのカタログはこちらから。
Standard、Temporary、Leafletに分類されており沢山あります。





ヘレンドのサイトとしては、他に、ヘレンドUSAと、ヘレンドカナダがあります。
眺めているだけでも楽しいです。








ヘレンドの動画です。
ハンガリー語なので何をおっしゃっているのか、さっぱり分かりません。











2019/11/23

Herend Royal Garden



ヘレンド、ロイヤルガーデンのプラターとチョッププレートです。
楕円形のプラターは、Oval Dish with Handle 1122-0-00 EVICTP2、購入時の価格は357ユーロでした。
サイズは L:42cm W:28 cm H:6cm。




ハンドルがついていると華やかです。




円形のチョッププレートは、ケーキプレートの代わりにもなります。
Round Dish w. Handle 1173-0-00 EVICTP2、価格は239ユーロでした。
サイズはD:30cm Length:33.6cm。

チョッププレートというのは、北米での呼び方のような気がします。
丸太を切断した円形の板の上で骨付き肉の塊をチョップ(叩き切る)したことから由来しているのではないかと。




この濡れたような輝きがヘレンドの特徴のひとつです。




スープチュリーンとのコンビネーションです。
最初はプラターから。




チュリーンの下に敷いてあるのは、傷防止のレースペーパーです。
直径20cmと15cmのものをamazonで購入しました。
皿を重ねるときにも使用しています。




次は、チョッププレート。




ハンドルのデザインが共通するので、より一層華やかです。









2019/11/21

Herend Royal Garden



ヘレンド、ロイヤルガーデンのスープチュリーンです。
1014-0-17のEVICTP2、購入時の価格は675ユーロでした。
容積は2.6L。




注文時に青色の小鳥のノブをお願いしたのですが、ロイヤルガーデンのスープチュリーンでは小鳥のノブはできないのだそうです。
う~む、残念。




陶花というか陶蝶?




スープを入れるだけではなく、例えばカレーのルーなどを入れ、各自でとるようにすると楽しいです。




スープ等を入れる前に、お湯(湯沸し器の40度ぐらいの)を入れてふたをしてほんのり温めておくと、ほとんどさめません。
低温時に熱湯などを急に注ぐと割れるかもしれないので注意しましょう。




林實氏の作法心得"参考 TureenとLadle" には、スープチュリーンについてこんなことが書いてありました。

"余談。先年、わたくしは、日本人、何名かを案内して、スイスのユング・フラウに行った。
で、グリンデルバルトまで降りてきたとき、ガラになく高山病にかかっていることに、気づいた。
おなかは空いているが、なにも食べたくない。頭がいたい。
で、1軒のホテルのレストランに入っていった。
ウェーターが、なにを食べるかというから「mountain sickness」と答えた。
このウェーターは「よろしい」と言ったかと思うと、たちまち、わたくしの目の前に、コンソメを、しこたま入れた「tureen」を、どかっと置いてくれた。
わたくしは、それを、自分で、スープ皿に、よそっては、食べ、とうとう、5杯食べた。
そこで、大きなゲップが1つ、出た。不作法であるが。と、高山病が、ケロッとなおった。頭もいたくなくなった。
ウェーターが、「よかったね」と言った。Swiss humanity。
問題は、ここで、わたくしとして、スープ皿に、レードル2杯でなく、スープをついでは、そういうスープを何杯でも飲むという楽しみを憶えたことである。
1人で食事をするようなとき、レードル何杯をとっても、不作法でないということ。"









2019/11/18

Herend Royal Garden



ヘレンドのロイヤルガーデンシリーズはヴィクトリアシリーズの一つで、2011年に"EMAIL VICTORIA"として発表されました。
比較的新しいシリーズなので、中古品が出ておらず、新品で購入する価値があります。




一番華やかなのはディナープレート(524-0-00 EVICTF2)、これが素晴らしいです。
テーブルがぱっと明るくなります。
購入当時、1枚96ユーロでした。




左がデザートプレート(517-0-00 EVICTP2 19cm)、右がスーププレート(504-0-00 EVICTF2)。




デザートプレート(516-0-00 EVICTP2 17cm)は、パン皿として使用します。
パン皿としては大き目かもしれません




11月末ごろのブラックフライデーで極めて短期間ですが、割引販売をするようです。
ヘレンドオーストリアのホームページをまめにチェックしてみて下さい。




ヘレンドオーストリアには、"Herend IN AUSTRIA"というホームページもあります。
こちらは旧ホームページです。











2019/11/16

Herend Royal Garden



ヘレンドのロイヤルガーデンのスープカップです。
2016年の6月末、4つ購入し、後に2つ買い足しました。当時、1つ156ユーロ。
当時、PAYPALの一回の購入金額の上限が10万円だったのでこんな買い方になってしまいました。




このスープカップは、ヘレンドオーストリアから最初に購入した品物でした。
そろそろ銀婚式だったので、何か記念になるようなものをとヘレンドを集め始めました。

彼女は料理が趣味で、この器にはよく甘鯛の蓮蒸しを盛ってくれます。
蓮は加賀のがよいのだそうです。
和食にも合うのがこのシリーズのよいところ。

ちなみに、オーディオマニアはオーディオに1万円つかったら奥様には2万円のものを買ってあげないといけません。
1万円分は対等に無駄遣い。
もう1万円分は"オーディオ機器をいじっているときは一人にしておいてね"費用ということ。
3万円のアンプは、従って、9万円の出費ということになります。
でないと、巨大スピーカーなど夢のまた夢になってしまいます。




ロイヤルガーデンシリーズは、Queen Victoria(ビクトリアブーケ)のモチーフを現代的にアレンジしたものです。
花と蝶(EVICT)、花のみ(EVICTF)、蝶のみ(EVICTP)の三種類があり、また、それぞれの彩色にグリーン系の"1"と、ターコイズ系の"2"があります。
ということで全部で6種類のグループがあります。



価格的には、花と蝶(EVICT)が一番高価で、花のみ(EVICTF)、蝶のみ(EVICTP)の順になります。
彩色に関しては価格の差はありません。

このスープカップは蝶のみ(EVICTP)でターコイズ系の"2"になります。
器の形状は"740"、リッドのつまみは蝶の形なので"17"、シリーズはEVICTP2。
なので、"Royal Garden Soup Cup with Lid and Saucer 740-0-17 EVICTP2"ということになります。




以前、ご紹介したバターディシュと並べてみました。
このバターディシュの形状は"393"です。
やはりターコイズ系なので、"393-0-17 EVICTF2 Turquoise Flower"という表記になります。









2019/11/13

Herend Queen Victoria



ヘレンドのビクトリアブーケのティーカップを購入しました。
724のボタンの花(peony blossomed flower)が3つ、つぼみ(peony bud)が3つ。




地味な赤のティーポットは、20604-0-17 VE-FP-Purpleです。
容量は1.2L、価格は442ユーロでした。
日本で購入すると10万円を超えると思います。
ちなみに、容量1Lの20605は382ユーロということでした。




小さいティーポットはヴィクトリアプレーンの608、大きいポットが606、トレイは436。
シュガーポットは472、今回購入のクリーマーは643、小さな2つのクリーマーが649、小さいトレイは437。






734でこの絵柄が欲しかったのですが、734は描くのに十分な面積がないので無理ということでした。
また、花とつぼみを指定できるのは724だけだそうです。











2019/11/05

JBL 4315 Studio Monitor



グレッグティンバース氏のDIYスピーカーシステムについては以前触れました
これはL250以降に製作されたシステムだと思います。
15インチウーファーに12インチのミッドベースの組み合わせ。
帯域分割について最低域と中低域の分離にはっきりした意識を持っていると、口径が近いものでも組み合わせることができます。
達人のなせる業。





このDIYシステムはマルチアンプ駆動です。
70HzでクロスさせていたL212は、若き日のグレッグ氏がそういう意味では本音で作ったシステムだったのだと思っています。
現在のグレッグ氏は、先のインタビュー記事によるとフルマルチアンプ駆動のDD67000を使用しているようです。
こうしてみると、8インチミッドベースの4315とL212とL250、10インチの4345、12インチのDIYシステム、そして変則的ではありますが15インチのDD67000と、ミッドベースに関してはすべての口径を試したことになります。

どの口径が適切だったのかは、グレッグ氏にきいてみたいような気がしますが、これは難しい質問だと思います。
マーケティングを考慮に入れるなら、例えば、18インチのシングルウーファー部や15インチダブルのウーファー部なら、12インチになるのでしょう。
そうしたウーファー部を望む人々は、そもそも低音の存在感を重視しているからです。

そうではなく、本音だと8インチになるのかな。
でも、10インチで2108のような70Hzぐらいまで使えるウーファー的要素も兼ね備えた強力なミッドベースは、比較的最近の2261H(FF)までなかったので、これは試しようがなかったのかもしれません。
それから2020Hというミッドベース専用の12インチもありました。
これなんかも面白そうなユニットだと思っています。
ユニットの口径と特性、そして、クロスーバー周波数、この2つの要素だけでもスピーカーシステムを構築する上での悩みというか闇?の深さは大変なものです。






2019/11/02

JBL 4315 Studio Monitor



グレッグティンバース氏の4345についてのコメントを読んでみると、市販のスピーカーシステムの開発は大変だなぁと思います。
最大のネックはパッシブクロスオーバーを使用して大口径ユニットをまとめるという点でしょう。
そうするとクロスオーバー周波数はせいぜい300Hzまでしか落とせません。
そうすると問題になるのがミッドベースユニットの性格を300Hz以上に絞って開発してしまうこと。
2122Hから2123Hにアップグレードした時に、その傾向が強くなります。

2360Aなどのラージフォーマットホーンと付き合っていると、100Hz以上300Hz未満をどうするか、という問題に突き当たります。
この帯域のみを再生すると、かすれたような歪っぽい音しかしませんが、この帯域が15インチから出ているか、それとも10インチから出ているかで、かなり違うのです。
10インチという口径が持つ明瞭さは、PAの世界で少しづつ広がっていきます。
JBL Professionalでは、キャバレーシリーズの10インチ4発という形で現れたのが最初ではなかったと思っています。





10インチという魅力のない、意味のない、ステルス性能抜群のこの口径は、その本当の姿をJBL大型モニターシリーズでも知ることができませんでした。
マルチアンプ用のスイッチを切り替えても 、バックチャンバーの容積が小さすぎて100Hzぐらいのクロスを試すことはとても無理です。