11/23 清水前泊
11/24 湖畔の高層ホテルに宿泊した。部屋は27階であった。琵琶湖を上から眺める素晴らしい展望で非常に気に入った。
以前宿泊したグランティトンやレイクルイーズのホテルほどではないか、日本でも巨大な空間が楽しめたのは良かった。
窓からの風景を楽しんでいると、トンビが窓のすぐ下をゆっくり飛び、これはなかなか見ものであった。大津泊
11/25 石山寺は紅葉真っ盛り。紫式部の人形が置いてあり、なるほどこんな感じだったのかと理解した。当時はここから瀬田川や琵琶湖が見えたのであろう。
石山詣は、京の都から逢坂の関を越え、打出浜から船に乗って瀬田川を下り、石山寺へ向かったのだそうだ。石山寺では少し降られたが、それもまた良し。
滋賀県立琵琶湖博物館でびわ湖大鯰を見る。期待していただけに、ちょっと迫力不足であった。
この小さな半島から見る夕日と湖面の水鳥達が織り成す風景はどこか懐かしく、そして寂しさを感じさせた。
それから559号線(さざなみ街道)はなかなか良かったな。もっと先まで走りたかったな。大津泊
11/26 日吉大社の狛犬を見る。社の軒下で番をするのは初めて見た。
旧竹林院では雨が降り始め、あわてて傘を収容していたのが面白かった。あの赤い傘は紙製なのだそうだ。
滋賀県立近代美術館に行く。遊亀の三女神(遊亀の作品は撮影可)が参考になった。ここの公園は広々としていて気持ちが良い。
夕食は山重で7700円也のうな重を食べた。関西のうな重もなかなかうまいではないか。大津泊
11/27 朝、琵琶湖に霧が出て一面真っ白である。
ベンツのタイヤ空気圧警告が表示されたのでホテルの裏のベンツディーラーに見てもらった。パンクではなく、先日入れ替えたタイヤの片側の空気圧が規定より高いためだった。やれやれ。
霧は段々と晴れてきた。
奥比叡ドライブウェイと比叡山ドライブウェイをドライブし、紅葉を楽しんだ。
このドライブウェイの紅葉は本当は素晴らしい。その色合いが見事である。
夕食は風花。リーズナブルで工夫があるし美味しい。京都泊
11/28 大覚寺に行く。大沢池をぐるりと回る。ここも紅葉が素晴らしい。嵯峨菊展をやっており、独特の古代菊の姿を楽しめた。
怖いもの見たさで嵐山に行くとものすごい人出である。天龍寺は年末の銀座のデパ地下のような有様だ。古都の風情など微塵もない。
宿泊先に戻った後、養源寺に行くがやっておらず、猫が数匹、門前で番をしている。三十三間堂は何度行っても素晴らしい。表情豊かな風神雷神像と二十八部衆像に見とれる。
夕食は星ヶ岡。スッポンのスープ、牛頬肉の煮込み、フカヒレ(原鰭)の煮込みと豪華であった。京都泊
11/29 素晴らしい晴天。東寺に行く。庭園の紅葉が池に映えて見事だ。五重塔の内部が公開されていた。前回行かなかった観智院も見学した。
東福寺は車で近づけないので泉涌寺に行った。御座所庭園は何度見てもいい。
そのあと智積院の庭園も見る。智積院のは滴り落ちる水の音があり、こういう仕掛けを庭に作りたいと思った。
まあ、どこもかしこも紅葉が美しく、紅葉の最盛期に当たったようだ。
少し疲れたので夕方にちょっと寝たのだか、妻が知らない曲だったけど鼻歌を歌いながら寝てたわよと、笑っていた。呑気というか流石というべきか。
夕食はたん熊。松茸の土瓶蒸し、真魚鰹の西京焼、クエのしゃぶしゃぶ、秋刀魚ご飯と、大変美味しかった。
やっぱり日本食は京都だね。京都泊
11/30 今日も晴天。東福寺に行く。朝一番だったが、かなり混雑していた。
紅葉は予想通り最盛期であり、これ以上ないコンディションだった。思ったよりも撮影は楽しめた。
それから京都府立植物園に行った。ここはいい。気に入っているのだ。
神社や寺院の庭の樹木は手を入れすぎており、なんだかちんまりしていて生気が無い。庭の全体の調和を気にしているからだ。もちろん、植物園の樹木も手を入れてあるとは思うのだが、あくまでも樹木中心だ。今回の薔薇園はまだ五分咲き…しかし、紅葉は本当に美しかった。そして楽しみにしていたフウの木の紅葉は圧巻であった。京都泊
12/1 清水後泊