2026/11/06

JBL Professional 3Series Mk3



305P、306P、308P、310SがそれぞれMk3に更新された。
Mk2の305Pと308Pを購入し、大変気に入って使用している。
特に気に入っている308Pの変更点について見てゆこう。

サイズはマーク2のH419xW254xD308mmから444x249x296mmになり、+25x-5x-12mmと少しスリムな感じになった。
一方、重さは8.1kgから8.8kgへと増加している。
エンクロージャーは15mm厚のMDF、マットブラックPVC仕上げと変わっていない。

全体のデザインは端正でシンプルなイメージに変った。
特に、イメージコントロールウェーブガイドホーンはマーク2では"なんちゃってホーン"的な安っぽさがあったのだが、今回のMk3はホーンが深くなっているようにみえ、その本気度が伝わってくる。
また、電源ON時に光るインジケーターはバッフル下部に移動し、JBLのロゴが光っちゃうMk2の嬉しさも修正された。

最大の変更点はバスレフダクトが背面からバッフルに開口したことだ。
7シリーズと同じになったわけだ。
また、ウーファーやツィーターの各ユニットは、それぞれ低域側と高域側にレンジを広げた新設計となり、また、各デジタルアンプも低歪化が図られたようだ。

なお、低域側のレンジは4Hzほど上昇している。
ダクト面積の拡張に伴いダクト長を伸ばせば特性的には同じになるが、群遅延特性や聴感上の躍動感等を考慮してのことだろう。

Mk2
Frequency Response(±3dB) 45Hz–20kHz
Frequency Range(-10dB)  37Hz–24kHz
Mk3
Frequency Response(±3dB) 49Hz-27kHz
Frequency Range(-10dB)  41Hz-40kHz

さらにDSPの調整機能も拡充され、配置状態3種、壁面からの距離3種、低音調整+2/0/-2dB、高音調整+2/0/-2dBを選択できるようになった。
なお、宅録のモニタースピーカーとして使用する場合には、DEQ2496やSonarworksの導入が早道である。
細かいところでは入力端子がノイトリック製のコンボ(XLR、TRSのバランスとアンバランス)になっおり、入力感度選択(+4dBと-10dB)も変わらず備わっている。




本格的な形状のイメージコントロールウェーブガイドホーンになったことでより正確な指向性制御とDI(Directivity Index)の上昇が予想される。
DIというのはスピーカーから放出される全方向への音波のうち正面に吹っ飛んでくる音の割合である。
定指向性以降のホーン型のDIは主要な楽器のDIとほぼ同じ数値になるため、よりリアルな再生が可能である。
そのため、低音側もダクトをフロントに回したことでより躍動感や重量感を出し、この高域側のDIの上昇とバランスをとったのであろう。

308PMk2はSpinoramaのデータが良好であり評価も高い。
Mk3ではどうなるのだろうか。
楽しみである。



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