W222がデビューした当時から、これはカッコいいなぁと思っていました。
内装やテールランプのデザインがベントレー風でおおっと思いました。
さらに後席にもサンルーフが備えられていて新鮮な印象を受けました。
今までのSクラスと異なり、このW222は余裕というか遊びというか雅というか、そんな風合いが感じられます。
こうなっちゃった理由は簡単でメルセデスマイバッハを立ち上げたから。
マイバッハの失敗がベンツのSクラスのセンスでデザインしたことにあるのは明らかで、だから今度はベンツのSクラスのデザインそのものから考え直してみたのでしょう。
ロングボディを間延びした退屈な外観にしないためのキャラクターライン、これはベンツのSクラスも共通ですが、メルセデスマイバッハのSクラスや同プルマン用にデザインされたものだと思われます。
また、ベンツのSクラスの開発はロングボディをベースに行われたそうです。
これもメルセデスマイバッハを考慮したからなのでしょう。
Mercedes Maybach S600 Pullman
マイバッハのSクラスやプルマンは、ロールスロイスのゴーストやファントムとは印象がかなり異なります。
ロールスロイスとは違う方向を目指しているのでしょう。
で、話は戻りますが、W222の内装、特にメーター回りは上品でトラディショナルな高級感で覆われています。
コラムシフトも似合っているように思います。
こういうデザインがいいと感じてしまうのは、Sクラス適齢期になっているからでしょう。
で、メーターは大型の液晶モニターに置き換わっており、トラディショナルなデザインとのコンビネーションになっています。
「古い奴だとお思いでしょうが、古い奴こそ新しいものを欲しがるもんでございます」の心境でございます。