2025/12/30

Mercedes-Benz S560 Long



海辺を流していると夕焼けになった。
さっそく新しいカメラで試し撮りである。
今年はいろいろあったけど、よい年だったような気がするな。









2025/12/29

2025



今年はブログの記事がかなり多くなった。
カメラ関係というか画像が増えたからであろう。
来年はどうなるのであろうか。

昨年2月に幸せの黄色いホーンは20周年を迎えた。
よくもまあここまで続けてこれたなと思ったのだが、同時に書きたいことをあまり書けていないのではないか、とも思ったのである。
そこで、その書きたいことをある程度まとめて書いてみたのである。
これも記事が増えた原因かもしれない。

まずはラージモニター論である。
昨年のオーディオの極意の開陳に続くものである。
ラージモニターは直接音と間接音、極意の方は主にイコライジングの話だ。
音の世界は複雑怪奇だし、気付いたことをいっぺんには書ききれないから少しずつということになろう。

次は、物欲について
これは書いてみてからどんな気分になるのかを知りたかったのだ。
自己肯定の醜さや愚かしさをそこに見たのなら、それまでと思ったのだが、書き終えて読み返してみると、悪くないと思えたし、すっきりした気分になれた。

最後は、1975年の思い出である。
当時の秋葉原やオーディオについてまとめて書いてみたかったのである。
また、学校生活なども思い出し、懐かしい気分になれた。
それから次から次へと頻繁に機材を買い替えるオーディオへの疑問、そうした風潮の原因について考えてみることができた。

今年はDIYホーンシステムの飛躍の年でもあった。
サブウーファーのユニット交換やデジタルアンプの導入など、思い切った判断が功を奏した。
黄色いホーンや改造ALTECシステムとは異なる方向性を持ちつつ、その完成度がぐっと上がり、当分はこのままだろう。
その他、SRH500Fやベンツの購入など、予想外のことも多くあり、なかなかインパクトのある楽しい一年であった。



2025/12/28

Mercedes-Benz S560 Long



750iL(E38)、760Li(E66)、S550と乗り継いで20年が経過した。
そして今回も重量級のセダンを選んだ。
車に対するイメージは"旅の相棒"である。
そのイメージに合うのが大型のSUVやスポーツカーではなく重量級セダンのままということなんだろう。
これはブエノスアイレスからサルタへ至るロールスロイスの車旅の動画である。
車を痛めつける感じというか、旅が過酷すぎてイメージとはやや異なるのだが、こういうのは俺様風の見栄が入り込む余地が無いので共感できる。


BMWの8シリーズは変化球というか、今までとはちょっと雰囲気が異なるので迷ったのだが、メルセデスとの付き合いはまだ5年なのでここでBMWに戻るのは少し早すぎるような気がしたのだ。
なんでもそうだが長く付き合うと見えてくるものがある。
それをもう少し味わいたいと思うし、さらに深く理解したいと思うのである。



2025/12/26

Mercedes-Benz S560 Long



Dieter Zetsche氏(ディーター ツェッチェ)は、2006年から2019年にかけて同社を率い、就任時点で低迷していた「ダイムラークライスラー」からクライスラー部門を切り離し、低迷していた同社の業績を13年に及ぶ在任期間において立て直したメルセデスベンツの会長である。
メルセデスベンツは「世界で最も売れている高級車ブランド」の座を2005年の時点でBMWによって奪われていたが、ツェッチェ体制になってからはより魅力的なラインナップが生み出されるようになったことで評価も取り戻し、2016年にその座を奪還することに成功した。


このCMはライバルのBMWが製作したものとして評価が高い。
CMの最後には"ディーター ツェッチェ氏、長年にわたり競争を鼓舞し続けてくれてありがとう"とのメッセージが添えられている。
ツェッチェ氏そっくりさんの俳優が、同氏の引退時の様子を演じている。
今回購入したW222後期型の後席で感慨に浸るツェッチェ氏。
そして帰宅、去ってゆくW222。
そして、翌日からのツェッチェ氏はBMWのi8で自由な生活を謳歌するという内容だ。

W222はあくまで後席に乗るためのセダンであり、自らがドライブして人生を楽しむ車はBMWである、との主張も込めている訳だ。
まあ、W222の大ヒットでかなりの痛手を被ったBMWならこのぐらいのことは言ってもいいだろう。
実に紳士的なファイティングポーズであるとも言えよう。


ツェッチェ氏は1971年からカールスルーエ工科大学で電気工学を学び1976年に卒業、その後ダイムラー・ベンツ在籍中の1982年にパーダーボルン大学で工学の博士号を取得という技術畑である。
銀行からやってきた経済通、というようなのとはちがって好感が持てる。


2025/12/24

Mercedes-Benz S560 Long



最初の運転での印象は、走りの部分において前期型と後期型はほとんど同じだと思った。
優劣など語るほどのものはなく1時間も乗れば意識しなくなる。

内装もほとんど同じだ。
しかし、MBUX(Mercedes-Benz User Experience)が搭載されて、運転以外の操作系が一新された。
かなり緻密に機能を詰めていった印象があり、操作を覚えるのが楽しそうだ。

このS560ロングショーファーリミテッドは2020年の登録であり、W222の後継機種であるW223が発表されたのが2020年の秋なので、本当に最後のW222である。
W223はほとんどの操作がタッチパネル式なのでさらに進化しているのだろう。
ちなみにW223はまだ新しくて価格的に手が届かなかった。



W222 AMG-Line



W223


でまあ、W222の良いところというか気に入っている点は、ともかく乗ると気持ちが良くなることだ。
"ふぅ〜 なんていい車なんだ"と。
ゆっくりと走りはじめた直後からなんとも言えない満足感を味わうことになる。
750iLや760Liでも同じような感触を味わったが、Sの方がより強く感じる。

この感触について、"人生で何事も達成できなかった人でもこの車(Sクラス)に乗ると何事かを達成したような気分になれる"というような話をYoutubeで聞いた。
なるほど、その通りかもしれない。

結局、再度W222を購入した一番の理由はこれである。
にしても、同じW222を乗り継ぐというのは、酔狂にも程があるような気もする。しかし、こういう選択はSのオーナーの場合にはそんなに珍しいことではないようだ。
まあこれでいっぱしの車趣味人(一般人が理解に苦しむという意味で)になったような気がするな。



2025/12/21

Mercedes-Benz S560 Long



思ったとおり、内外装ともに超綺麗である。
超綺麗と言うより超超超綺麗というかこれはもはや新車である。
中古車なら当然の塗装面の微細な傷がない。
運転手がモフモフ羽根の大きなブラシでホコリを落としている様子が目に浮かぶ。
ホイールの意匠である細かな凹部にも汚れの付着が一切見られず、一体どうすればこんな綺麗な状態を維持できるのか不思議である。
まさか、ホイールとタイヤは毎日欠かさず洗っていたとか?
ホイールとタイヤウォールさえ綺麗にしておけば全体が綺麗に見えるしね。




内装は茶皮(814 ナッツブラウン/ブラック)であり、トリムにも部分的に茶皮が貼り込んである。
ナッパレザーはその柔らかさゆえに傷みやすいのだが、運転席のドアサイドのスレが無い。
どうしたらこの部分を傷めずに乗降できるのか。
カバーのようなものでも使っていたのか。
オプションの付属品も完璧に揃っており、トランクルームにはメーカー純正の厚いカーペットが敷いてあった。

前所有者は銀行だそうで、整備記録から正規ディーラーの完璧な整備を継続して受けていたことが分かった。
走行4.8万キロ、これでお値段は594万円、車検は21ヶ月も付いていた。新車の車両価格は1730万円で、他のオプションも付いておりかなり買い得感がある。

という訳で、並の車好きなら敬遠するであろうコーナーポールに引き寄せられてうっかり契約してしまった。
車人生、何があるか分からないものである、うはは。



2025/12/19

Mercedes-Benz S550



車選びは楽しい。
カーセンサーなどで探していると実に様々な中古車がある。
車の機種としてはやはりベンツとBMWだ。
こうした老舗で業界トップのライバル会社のフラッグシップセダンとじっくり付き合うと、車の勉強になるというか、車趣味の醍醐味を深く味わえるわけだ。

それから、どんなオプションが付いているかということも重要だ。
Sとか7の場合、オプションがなかなか素晴らしく、そういうのが満載されているとハッピーな気分になる。

さらに、中古車選びでは、車の状態もなかなか興味深い。
荒い乗り方だったのではとか、丁寧に扱われていたようだとか、あれこれ想像するわけだ。
価格的に折り合いのつくS560ロングを何台か見ていたときにコーナーポールが付いている地味な紺色(アンスラサイトブルー)のが目に入った。
これはきっと法人所有でベテラン運転手さんが運転していたに違いない。
5年落ちであり、減価償却が終わって放出したのだろう。


今までバンパーの左前端をこすったことなんぞないが、コーナーポールが付いているSというのは面白いんじゃないかと思い、とりあえず中古車屋に現車を見に行った。



2025/12/18

Mercedes-Benz S550



やはりS550を超える車を探すのはなかなか難しい。
で、W222の後期型を検討してみた。
"Sは後期に乗れ"と言うではないか。
検討対象はV8のS560ロングであるが、ダウンサイジングターボとやらでS550の4.7Lから4Lとしょぼくなってしまった。 


だいたいV8のいいところは、気筒あたりの容積が大きいことにある。
しかし、V8の4000だと500cc、これは6気筒で3000、12気筒で6000ccとなり、要するにV8のいいところが台無しなのである。
V8は余裕のロングストロークでグワッと車体を押し出さないといかん。


ちなみに後期型は初期型を6500ヶ所も手直ししたそうだ。
とはいえ、後期型の外観は初期型とほとんど同じであり、それらの見分けは間違い探しのレベルである。



2025/12/16

Mercedes-Benz S550



S550は素晴らしい車である。
大変気に入っているのだが、購入してから丸5年(登録から10年)、走行も10万キロを超え、なんとなくくたびれてきた感じがする。
そろそろ新しい車を考える時が来たようだ。

検討したのはBMWのM760Li xドライブとM850i xドライブである。
760はツインターボ6600ccのV12気筒エンジンが魅力的。
しかし、S550と比べると内装のデザインが当たり前すぎてつまらない。
それから、ポジションが相変わらず腰高感があるらしく萎える。


850は斬新な感じがしてどんぴしゃだと思った。
しかし、新しくなる保安基準に適合しないとかで日本での販売を打ち切るそうだ。
う~む。


ベンツ GLS、BMW X7、ボルボ XC90などの大型SUVも考えてみたのだが、ピンとこない。
やっぱり重量級セダン特有の滑らかな走りと、内に秘めたおよそ500馬力の狂気と、豪華で贅沢、そしてその向こうに逸脱と享楽の世界が広がっていないとつまらんのである。
そして高速道路や有料道路をあくまでジェントルにゆったり堂々と泳ぐ感じがイメージできないとダメだ。



2025/12/12

Otsu and Kyoto



11/23 清水前泊

11/24 湖畔の高層ホテルに宿泊した。部屋は27階であった。琵琶湖を上から眺める素晴らしい展望で非常に気に入った。
以前宿泊したグランティトンやレイクルイーズのホテルほどではないか、日本でも巨大な空間が楽しめたのは良かった。
窓からの風景を楽しんでいると、トンビが窓のすぐ下をゆっくり飛び、これはなかなか見ものであった。大津泊

11/25 石山寺は紅葉真っ盛り。紫式部の人形が置いてあり、なるほどこんな感じだったのかと理解した。当時はここから瀬田川や琵琶湖が見えたのであろう。
石山詣は、京の都から逢坂の関を越え、打出浜から船に乗って瀬田川を下り、石山寺へ向かったのだそうだ。石山寺では少し降られたが、それもまた良し。
滋賀県立琵琶湖博物館でびわ湖大鯰を見る。期待していただけに、ちょっと迫力不足であった。
この小さな半島から見る夕日と湖面の水鳥達が織り成す風景はどこか懐かしく、そして寂しさを感じさせた。
それから559号線(さざなみ街道)はなかなか良かったな。もっと先まで走りたかったな。大津泊

11/26 日吉大社の狛犬を見る。社の軒下で番をするのは初めて見た。
旧竹林院では雨が降り始め、あわてて傘を収容していたのが面白かった。あの赤い傘は紙製なのだそうだ。
滋賀県立近代美術館に行く。遊亀の三女神(遊亀の作品は撮影可)が参考になった。ここの公園は広々としていて気持ちが良い。
夕食は山重で7700円也のうな重を食べた。関西のうな重もなかなかうまいではないか。大津泊

11/27 朝、琵琶湖に霧が出て一面真っ白である。
ベンツのタイヤ空気圧警告が表示されたのでホテルの裏のベンツディーラーに見てもらった。パンクではなく、先日入れ替えたタイヤの片側の空気圧が規定より高いためだった。やれやれ。
霧は段々と晴れてきた。
奥比叡ドライブウェイと比叡山ドライブウェイをドライブし、紅葉を楽しんだ。
このドライブウェイの紅葉は本当は素晴らしい。その色合いが見事である。
夕食は風花。リーズナブルで工夫があるし美味しい。京都泊

11/28 大覚寺に行く。大沢池をぐるりと回る。ここも紅葉が素晴らしい。嵯峨菊展をやっており、独特の古代菊の姿を楽しめた。
怖いもの見たさで嵐山に行くとものすごい人出である。天龍寺は年末の銀座のデパ地下のような有様だ。古都の風情など微塵もない。
宿泊先に戻った後、養源寺に行くがやっておらず、猫が数匹、門前で番をしている。三十三間堂は何度行っても素晴らしい。表情豊かな風神雷神像と二十八部衆像に見とれる。
夕食は星ヶ岡。スッポンのスープ、牛頬肉の煮込み、フカヒレ(原鰭)の煮込みと豪華であった。京都泊

11/29 素晴らしい晴天。東寺に行く。庭園の紅葉が池に映えて見事だ。五重塔の内部が公開されていた。前回行かなかった観智院も見学した。
東福寺は車で近づけないので泉涌寺に行った。御座所庭園は何度見てもいい。
そのあと智積院の庭園も見る。智積院のは滴り落ちる水の音があり、こういう仕掛けを庭に作りたいと思った。
まあ、どこもかしこも紅葉が美しく、紅葉の最盛期に当たったようだ。
少し疲れたので夕方にちょっと寝たのだか、妻が知らない曲だったけど鼻歌を歌いながら寝てたわよと、笑っていた。呑気というか流石というべきか。
夕食はたん熊。松茸の土瓶蒸し、真魚鰹の西京焼、クエのしゃぶしゃぶ、秋刀魚ご飯と、大変美味しかった。
やっぱり日本食は京都だね。京都泊

11/30 今日も晴天。東福寺に行く。朝一番だったが、かなり混雑していた。
紅葉は予想通り最盛期であり、これ以上ないコンディションだった。思ったよりも撮影は楽しめた。
それから京都府立植物園に行った。ここはいい。気に入っているのだ。
神社や寺院の庭の樹木は手を入れすぎており、なんだかちんまりしていて生気が無い。庭の全体の調和を気にしているからだ。もちろん、植物園の樹木も手を入れてあるとは思うのだが、あくまでも樹木中心だ。今回の薔薇園はまだ五分咲き…しかし、紅葉は本当に美しかった。そして楽しみにしていたフウの木の紅葉は圧巻であった。京都泊

12/1 清水後泊



2025/11/20

Ibanez SRH500F



SRH500Fを弾いていると、本格的な楽器をやってる感じがする。
ピアノやサックス、フレット付きのベースなら、誰でもすぐにドレミファソラシドは発音させることができるが、フレットレスだとそうはいかない。

ところで、楽器をやってみたいとは思っているものの、懸案事項フォルダーに入ったまま長期保存状態になっている方にアドバイス。
例えばクラシックピアノの場合、一般的にはショパンを弾けるようになるというのが、暗黙のというかなんというか、目的になっているような気がする。
しかし、ショパンは好きではない。
ドビュッシーとサティが好き。
まあ、この二人のは全曲自分なりに弾きこなしてみたいと。 

夏目漱石のケーベル先生という短編があり、まあ短いので読んでください。
"先生は、ただ自分の部屋で自分の気に向いたときだけ楽器の前に坐る、そうして自分の音楽を自分だけで聞いている。"
お年を召してからは人前で弾いてカッコいい姿を見せるとか、そういうことではないから、そこのところはお間違いのないよう。

ショパンとか人前で弾くとか、そういうのからいったん離れてみると、楽器を弾く目的というかイメージがリアルになるんじゃなかろうか。




弾いてみたい曲というのはありますか?
これが弾けたらいいなぁ、という曲があったら、それがあなたにとって音楽に導いてくれる"大切な一曲"です。
私のピアノでは、その一曲はアラベスクの1番でした。
いきなりは弾けませんから、少しづつ基礎から積み上げないとです。

これね、大切な一曲があると練習が続けられるのだよ。
この曲が弾けたらもう人生に悔いなし、なんて曲の存在はものすごいエネルギーを秘めているわけだ。
それはその曲が素晴らしいからエネルギーがあるのではなく、あなたが弾いてみたいと思った瞬間にエネルギーがその曲に充満するのである。

楽器は簡単ではない。
しかし、ぜんぜん無理という話でもありません。
何故ならあなたは今5歳児だから。
5歳からピアノを始めて、17歳まで12年間練習したら、これは凄腕になる。

1年練習しても6歳児だから絶望しなくてもいいよ。
だんだんうまくなって、ある日、意識しなくても指がかってに動くようになり、自分自身の進歩に驚くことになる。

難曲でなければ5年後には弾けるはず。
大切な一曲がケルンコンサートだったら楽譜があるわけだし、最初の魅力的な2分間ぐらいなら5年後じゃなくても十分いけると思う。
それに、5年なんてあっという間さ。
ぼやっと聴いているのと弾けるというのでは、人生の喜び、満足感は比較にならない。

練習はほどほどに。
楽器のやり過ぎは体を壊す。
サックスなら口を壊したり、ピアノやベースなら腱鞘炎になる。
しばらく練習できなくなるから気をつけようね。



2025/11/15

Ibanez SRH500F



知らなかったのだが、ベースには空間系のエフェクトを使わないのが一般的だそうだ。
低音の残響時間は長いのでバンドでは音がボケるからなんだろう。
フェンダーにはBassmanリバーブという製品があり、これはベース用のリバーブなのだが、その解説には"ベースにリバーブを適用する高度な技術は、今まで主にスタジオテクニシャンに託されていた領域でした"なんて書いてある。
リバーブは音に艶が出て好きなんだけどなぁ。

で今回、SRH500Fと同時に導入したのがフェンダーのマリンレイヤーリバーブである。
amazon経由でChuya-onlineから17438円(872ポイント付)で購入した。
ギター用のペダルだが、ダウンタウンと共通のアルマイト仕上げのアルミ外装が大変綺麗なので、並べてみたいなぁと。
まあ、リバーブなんてどれも同じようなものだからデザインで選べばいいんじゃないか。

とは言え、Bassmanペダルの方にはローカットのつまみがあり、低域をカットして音がボケるのを調整できるようだ。
こちらは演奏中にリバーブのon/offをしないので前段のダウンタウンかベースのEQで調整すれば済む。
フィルタースイッチはハイカットのみ。
あと、レベルつまみを時計回りに回しきるとウェットとドライの比率は約50/50になり、ウェットのみは背面のドライキルスイッチを使う。
ダンピングは高域減衰調整、プリディレイは残響開始のタイミング、スペシャルはシマーだ。
このシマーのバリエーションの1と2、どっちも気に入った。




B1Fourはニッケル水素電池を使用している。
B1Fourはセッティングボタンの電源項目でアルカリ/ニッケル水素を選択できるようになっている。
電圧不足は気になるところだから、こういう配慮はうれしいね。
それから、ダウンタウンの購入直後、以前使用していた初代B1(丸窓とダイヤルのある昔のやつ)の電源アダプターを流用したら盛大にノイズが出て驚いた。
NUXのACD-006Aという電源アダプターと組み合わせるとノイズは消えた。



2025/11/09

Ibanez SRH500F



エフェクターはフェンダーのダウンタウンエクスプレスとズームのB1Fourを使用している。
B1FourはTRBX604と、ダウンタウンはアメプロ2と同時に買った。
当時、B1Fourはサウンドハウスで1万ちょうど、ダウンタウンはamazonで20330円だった。

TRBX604とB1Fourの組み合わせは、たいていの音が出せると思っている。
Youtubeにデモがあって、それなんか聴くとプリセットだけで十分という気がする。
B1Fourは様々なエフェクター類の音を聴けるし、リズムマシン、チューナーやルーパー等の機能もある。
センスの無いボディ色以外は文句はない。
搭載エフェクターで面白いのはフレッテッドをフレットレスの音にするやつで、それを含んだパッチの名前が"17 Jaco Bass"。
懐かしいな、8:30は思い出ベストテンに入るレコードだ。




一方、ダウンタウンはフェンダー初のベース用マルチエフェクタということで購入した。
パッシブのアメプロ2をお迎えしたのはいいが、さすがにお相手がB1Fourではまずいだろうと思っていたので渡りに舟だった。
アレックスアギュラー氏が設計、回路はフェンダーのオリジナルと、どういう意味だか分からないが、ともあれビッグネームはなんだかありがたいし、豪華な雰囲気があるのに非常に安いというのが素晴らしい。
それにフェンダーの考えるベース用エフェクターを知ることもできるしね。
実際、つまみを回して音造りをするのは楽しい。
ダウンタウンを使う場合にB1Fourをダウンタウンのチューナーアウトと接続しそのチューナー機能だけ使うこともある。



2025/11/03

Ibanez SRH500F



SRH500Fの購入の際にはSRD900Fも検討してみた。
900の方は30フレットもあるので少し興味を持ったが、まあ、4弦24フレットで十分だろうと思っているので見送った。
500の方が見慣れないしカッコいいし。

どうなんだろう、ボーカルやら楽器一般を考えてみても3オクターブあれば十分じゃないのか。
5弦でB弦が増えたところで、ベースソロでそんなの使うのか?
ピアノで、そんな音域で旋律を歌わせることなんかないよな。
だからサムレストぐらいで使いもしない5弦で音が濁るぐらいならいらねぇ、って思うな。
6弦でさらにHi-Cがいるというなら、これはもう、ギターを弾いた方が早いんじゃないだろうか。

ところで音域と言えば、サックスだとアルトはE♭譜、テナーはB♭譜、ピアノはC譜、ベースはC譜の1オクターブ上げで記譜されている。
3オクターブと言っても音域から若干外れるとか、そういう場合、検索するとE♭譜やB♭譜が出てくるので、そういうので代用したりする。
という訳であまり不便は感じてない。




SRH500Fの話に戻ろう。
このフラットワウンドとフレットレスの感触の良さはどうよ。
つるつるのすべすべ、指板はpanga panga材というものだそうで、木目模様がいかにも堅そう。
ともかく、滑らかで触っているだけで幸せな気分だ。
フレットライン位置のサイドマークが目新しいが、これは見やすいな。
あと、ネックはTRBX604よりもさらに細い感じがする。

セミホロウボディなのでやっぱり軽い。
TRBX604も軽いが、それよりも軽い感じがする。
調べてみるとTRBXが3.6から3.7kg、SRH500Fが3.2kgだそうだ。
まあ、これ以上軽いと軽すぎて困るかもしれない。

フレットレスの音は、オーディオマニアならジャコパストリアスとかマーカスミラーでおなじみだろう。
音の立ち上がりが緩いあの感じの音だ。
そのファットな感じはTRBX604やアメプロ2のフロントとも全く違う。
一種独特の快感というか、Rob氏がニンマリしていたのがよく分かった。



2025/10/28

Ibanez SRH500F



100万円だと思っていたからお値段10分の1、これは安いよ奥さん、すぐ買いましょうそうしましょう、である。
サウンドハウスのポイントもガッツリあるしな。

と、こういうのが悪い癖なんである。
フレットレスなんてのは上級者向けと思っていたのだが、安いとなるとその勢いで壁を平気で飛び越えてしまうのである。




取寄せの表示になっていたが、ポチッとしてから4日後にやってきた。
Bass Workshopシリーズというだけあり、期待通りの素朴な雰囲気、そして丁寧に作られていてなごみました。
調整は必要なし、ボリュームとトーンつまみがなぜか反対方向を向いていたので付属のレンチで緩めて付け直した。

早速、バッハのチェロ、スイート1を弾いてみた。
フレットレスなのでもっと苦戦するのかもと思ったが、意外とうまくいく。
SRH500FとTRBX604の握った感触がフレットの有無以外はとても似ているからだろう。
それからハイポジションはけっこうシビアだな、と当たり前のことに気づく。

でもまあ、フレットレスに手を出したのもそういう時期なのかなぁとも思う訳だ。
以前から本格的な基礎練をやってみたいとは思っていた。
だからHIYAMAノートを始めることにした。
HANONやGuy LACOURにも世話になっているし、ベースもこれに加わった感じだな。



2025/10/22

Ibanez SRH500F



以前、エレキベースの教本を探していたら、Rob MacKillop氏の"Classical and Contemporary Studies for Bass Guiter"をネットで見つけた。
Giovanni Bottesiniが作曲したダブルベース用の21曲の練習曲をエレベ用にRob氏が編曲したものらしい。
この楽譜はKindleで入手でき、その模範演奏は下の動画のようにRob氏本人が演奏している。




で、この動画を見るたびにRob氏のベースが気になっていた。
フレットレスなのかぁ、fホールがあるから中空ですかそうですか、こういうのはどこぞの工房というかビルダーの一品もので100万円とかそういうクラスなんだろうなぁ、と。
1年以上そんな風に思っていたのだが、先日のCP88のポイントで何か買おうかなとサウンドハウスをウロウロしていたら、あれっ、これじゃないの! と見つけちまった訳だ。



2025/10/17

Ibanez SRH500F



買っちった。
サウンドハウスで99800円(998ポイント付)。
で、うれしくなって並べてみた。




SRH500Fとアメプロ2とTRBX604、アンペグRB108とフェンダーダウンタウンエクスプレス。
ストラップはフェンダーのスーパーソフト。
SRH500Fのがブラック、アメプロ2がグレーでTRBX604はブルーだ。



2025/10/12

CELESTION TSQ2145



こんな具合にKms(X)やBL(X)のグラフ図を眺めていると、スピーカーユニットの出来不出来がはっきりしてくるから面白い。
ところで、こうしたグラフ図等を用いた分析はスピーカーユニットの小振幅と大振幅時の動的解析を進めるためにKLIPPEL社がおこなっている。
このクリッペル社は、30年以上に渡るヴォルフガング・クリッペル博士による基礎研究の末、同氏によって1997年に設立された。

周知のT/Sパラメータは、スピーカーの低周波特性に関するパラメーターであり、スピーカーユニットやエンクロージャーを設計する際に利用されている。
しかし、このT/Sパラメーターは小信号時におけるスピーカーユニットの諸特性であり、大入力や高温時の解析はできない。
そういう背景でこのKLIPPELの測定システムが開発されたわけである。

ところでT/Sパラメータの歴史を調べてみると、オーストラリアのAlbert Neville Thiele氏が1961年にオーストラリアの出版物に電気フィルター理論に基づくエンクロージャ設計に関する文献を発表、その後、米国のRichard H. Small氏がそのThiele氏の理論を再現、拡張し、それをプログラマブル電卓で計算できるように再構築し1981年に発表した。
だからおよそ半世紀前のお話ということになり、なんというか、ずいぶん時間が経っちまったんだなぁと思う。

下の断面図は我らがJBL Professionalの2216Ndの断面図である。
その下はLansing Heritageで拾った2216NdのKms(X)やBL(X)のグラフ図である。
日付は2011年の8月12日、この見事な特性を獲得するためにこうした磁気回路の構造が開発されたことが良く理解できる。
とくとご鑑賞あれ。








2025/10/08

CELESTION TSQ2145



TSQシリーズの磁気回路の断面説明図である。
ネオジム磁石の上部に配置されているポールピースの断面を見ると、周囲に向かって広がる複雑な形状になっているのが分かる。
これは、磁気ギャップにおける磁界の強さが、コーンの移動方向において対称的に分布させるためである。
コーンが磁気回路の内側方向へ移動する場合と、外側方向へ移動する場合において、磁界の強さが非対称であると、直線性が損なわれる。
なお、ポールピースやトッププレート周囲の2個一対の穴はボイスコイル周囲の温度を下げる
ための冷却孔である。




グラフ図5はTSQ2145のBL(X)であり、磁気回路とコイルによって発生する電磁的な力であるBLとコイルの移動位置(X)の関係を示している。
このグラフ図はたいていの場合、小山のような形状になっており、頂部はできるだけフラット、なだらかな両斜面の中心は(X)の0mm位置、そして斜面は対称的であることが望ましい。

グラフ図6はTSQ2145のBL(X)の対称性の範囲を示しており、赤線がシンメトリカルポイント、すなわち、両斜面の中心を示している。
TSQ2145ではその赤線がほぼ中心に位置していることが分かる。




シンメトリカルポイントがコイルイン側に傾いているのが分かる。
これは、磁界がコイルイン側になだらかに広がってしまっているためである。
TSQ2145の場合は、トッププレートよりもポールピースがより外側にせり出しており、磁界の対称性を確保していることが分かる。





2025/10/02

CELESTION TSQ2145



DIYホーンシステムへ導入した21インチウーファーである。
このTSQシリーズのウーファーは、下の図のようにダブルサスペンションの間にポリシロキサン樹脂が充填されている。
ただし、TSQ2145とTSQ2460はダブルサスペンションではなく、トリプルサスペンションであるため、アッパー、ミドル、ロワーの3枚のサスペンションの間に2層のポリシロキサン樹脂があるのではないかと思う。
なお、サスペンションというのは、昔はダンパーとかスパイダーとか呼ばれていた部材である。



サスペンションは、サラウンド(昔はエッジと呼ばれていた)と共に振動板であるコーンを弾力的に支持している。
この弾力は、コーンが磁気回路の内側方向へ移動する場合と、外側方向へ移動する場合において、対称的であることが望ましい。
要するに、コーンの変位は、中央位置から対称に変位することが望ましく、その際の復元力も対称的にスムーズに増減することが好ましい。
下のグラフ図はTSQ2145のKms(X)であり、対称性と復元力のスムーズな増減に優れていることが理解できる。
このKmsはサスペンションの復元力を示し、(X)はコーンの変位した距離を示している。




比較として、Scan-Speak社のEllipticor 21WE/4542T00 midwooferのKms(X)を掲載しておこう。



2025/09/28

CELESTION TSQ2145



英国セレッションが設立100周年を記念して作り上げたのがTen Squaredシリーズのプロ用ウーファーである。
その中でも最初に発売されたのがTSQ2145とTSQ1845だった。
最近、フラッグシップのTSQ2460も発売された。
このシリーズのスピーカーユニットは10個の技術的特徴を持ち、その中の一つがロボット支援生産ラインを使用した英国での製造である。




こちらはCelestion社の歴史。
スピーカーユニットの組み立ては、こんな具合にずらっと工員さんが並んで組み上げていた。
現在、Celestion社はKEF社と同じ企業グループに所属している。








2025/09/24

YAMAHA CP88



カワイMP9500とヤマハCP4 STAGEを退役させ、ヤマハCP88を購入した。
サウンドハウスで273800円(27380ポイント付)、譜面台YMR-04が8440円(高けえよ)だった。
MP9500は21年使用し各部に不具合があり、また、CP4も10年使用し一部鍵盤から音が出なくなってしまった。
弾き過ぎというのもあるが、CP4はちょっとモロいんじゃないのヤマハさん。




今回は機材の老朽化という消極的な理由で購入しているので、CP88に特に思い入れがあるわけではない。
CP88の評判は良く、鍵盤が軽くて手や肘の負担が小さい、それからヤマハとしては初めてスタインウェイ(Hamburg Piano)のサンプリングを搭載したということである。
弾いてみると鍵盤はもっと軽くてもいいと思った。
スタインウェイの音源はフルコンやスタジオ用など何種類も持っているのでそれ自体は珍しいものではないが、結局、スタインウェイが一番弾きやすく、実際一番よく弾く。
まあ、ヤマハ、ベーゼンドルファー、スタインウェイがメーカーのサンプリングで揃うのだから大したものだ。

操作系は一新されたものの、やっぱりステージピアノは全体のカッコいいイメージが大事。
ただでさえキーボードは地味だからねぇ。
そういう意味では渋いというか、印象が薄く今一つインパクトがないな。
仕上げは良く、金属パネルでCP4よりは断然いいが、MP9500みたいな重厚感はない。
まあ、時代が違うんだからしょうがない。
次回作はもっと気張ってね。



2025/09/21

1975



当時のことを思い出すのは楽しいものだ。
そう言えば、大口径ボイスコイルのスピーカーユニットもあったなぁ。
ローディのHS500のウーファーは20cm口径なのにボイスコイル径は10cmもあった。
単品で販売されていたが、20cmとしてはちと高い、そしてちょっとダサいのでなんとなく敬遠気味だった。
それからテクニクスのSB1000、30cmウーファーでボイスコイル径は10cmだった。
これは大したことないか。
あと、ソニーのSS8150だ。
こいつも30cmウーファーなんだけどボイスコイル径はなんと16㎝もあったのでおじゃる。
まあ、ボイスコイル径がデカいのは男のロマンなんだけど、高域側の特性は当然よろしくなくなる。
HS500はホーンツィーターとの2ウェイ、SB1000とSS8150のミッドはドームの4cmぐらいと、どうなんだろうねぇという感じだ。
ローディは1975年にメタルコーンのHS400で仕切り直し、テクニクスはSB7000、ソニーはSS-G7に変った訳だけど、やっぱりというか何というか。

当時のオーディオを取り巻く状況も書いておこう。
1975年当時は音楽事情も活気があり、オーディオもその波に乗った。
不思議なことに音楽が身近に感じられたというか、変な言い方かもしれないが多くの人が音楽に支えられていたような、そんな感じがしてた。
それから、一億総中流意識というように所得も上昇し、生活に余裕ができて新しいことを始めたいという機運があった。
そしてそこそこの値段で贅沢な感じの物を買ってみたいという要求があって、そこにオーディオはぴったりはまり込んだわけだ。
こういう訳で当時のオーディオは絶好の社会的環境に恵まれ猛烈な勢いを得る。
それはまさに燎原の火のごとくである。
1975年から50年もたった訳だが、製品の記憶はそんなに昔のこととは思えない。
しかし、こうしたオーディオを取巻く状況というのは、ずいぶん変わったな。

ところで、工夫すると音が変わる、これは興味深いことである、というのがオーディオの原点だと思う。
1975年のオーディオは、こういう工夫する心からはだいぶ離れた感じになっていたな。
機材と機材の組み合わせ方、それこそがオーディオって感じになっていった。
そしてグレードアップという雑誌の掛け声の下で着せ替えオーディオが奨励されていたな。
その後遺症はネット時代になっても残っていて毎週のように機材を交換する評論家気取りの変なのがいたが、あれは何だったんだろう。
一方、スピーカーの自作派は、スピーカーユニットという部品の組み合わせから音を作るわけで、昔の秋葉原の薄暗がりの世界を生きているように思う。
だから、着せ替えオーディオ派と自作スピーカー派は、見ているオーディオの景色が違うんじゃないかと、以前から気にはなっていた。
こういうオーディオ世界観の分岐点がはっきりしたのが1975年だったということで、これを今回の結論とさせていただこう。



2025/09/19

1975



それからセパレートアンプも凄かったな。
ヤマハC1なんか、もはや自作アンプではどうしようもない領域に突入していた。
それからラックスM6000、驚愕のデカさで度肝を抜かれたな。

こんなふうに1975年を振り返ってみると結構な機種が揃っていたことが分かる。
技術的には完成の域にあり、性能も十分以上であった。
高度成長期の国内の大手電気メーカーが頑張っていたから品質も確かだ。
製品の背面に貼られたPASSEDのシールがその自信をあらわしていた。

今度は、その後の展開から1975年を考えてみよう。
1975年以降の数年間はその市場規模がどんどん拡大するが、オーディオ製品全体としては特徴的な変化が現れる。
マンネリ化、である。
ごく一部を除き1975年以前の製品の焼き直しとパクリの機種ばかりになってゆくのである。
新たな発想は出尽くしており、価格は上昇すれど中身は変わらず。
それを何とかしようと新機能や新技術が喧伝されていたが、オーディオ的な斬新さを感じさせるものは無かったな。
ちなみにごく一部の例としては1976年にデビューしたマイクロのDDX-1000であり、それ以外はちょっと思いつかない。

1975年がジュラ紀最盛期とするならば、滅びの白亜紀到来はCD出現で始まる。
CD時代に入り影響を受けたのはアンプかな。
トーンコントロールが無いアンプが出現した。
元はと言えばRIAAカーブに準拠していないレコードに対応するために、1kHzを中心にした低音と高音のトーンコントロールがアンプに備わっていた。
CD時代になるとその必要性は失われた。
しかし、本当のところはCDがもたらした劇的な音質の向上が原因じゃないかな。
それから音質の向上はスピーカーの小型化も促した。
反面、オーディオの萌え要素や操作する楽しさはかなり損なわれてしまったとも思う。

でまあ、その後はオーディオ市場は急速に縮小し、数ある趣味の中でも根暗の趣味に分類され、オーディオ製品が売れないどころか国内メーカーがどんどん倒産していった。
売るものが無くなると業界は食っていけないので、アクセサリー、ハイエンド、ビンテージの三大潮流が出現する。
しかしまあ、三大潮流は大袈裟だな、どこか滑稽で色物みたいな雰囲気もあるし。
どうなるのか分からないが、消え去った後にやっぱり小さな沼だったかということにならなければいいが。



2025/09/16

1975



1975年のオーディオ事情を振り返ってみよう。

レコードプレーヤーは、ダイレクトドライブ全盛期だった。
1970年にテクニクスのSP10が発売され、ベルトやアイドラードライブはあっと言う間に駆逐されたな。
オーディオ雑誌の特集でデンオンのDP3000(1972年)のターンテーブルが重いの軽いのと、菅野沖彦と長岡鉄男の両氏が言い争っていたのが印象的で覚えている。
若いというか何というか。
1975年というとソリッド5もこのころだったか。
すでにアンチダイレクトドライブの先兵が出現していたのであった。

アンプはトランジスタになり、新型が出るたびに出力が上昇、大げさ化がどんどん進んだ。
トランジスタやトランスの数が増え、御立派なヒートシンク、ギンギラのフロントパネルと、まあ、今でもそういうセンスのままか。
追いやられた真空管アンプというと完成品なら何故か人気があったSQ38FD、あとはラックスキットとか、出力菅はお好みで選ぶようなパーツセットがあった。
しかし、こうしたキットなどを取扱う店は小さく少なかった。
で、トランジスタアンプは1975年当時すでに完成の域にあり、A級/AB級アンプの元祖ヤマハCA1000、V-FETアンプのソニーTA8650、優美なデザインのラックスL100とバリエーションも豊かだった。
売れていたのはSA8800だったな。
燦然と輝くあのバランスリング、まぶしかったなぁ。

スピーカーは、ダイヤトーンDS301(303)やパイオニアCS3000(A)が絢爛豪華なスピーカーユニットを備えた大型ブックシェルフスタイルを確立し、1974年にヤマハNS1000M、1975年にテクニクス7、翌年にソニーのSS-G7が登場して盛り上がった。
ヒットしていたのはDS28Bだった。
あか抜けした抜群のルックスが受けていた。
結局、このあたりが国産のピークだったな。

日陰者になった海外製のベルトやアイドラードライブは、中古でもガラスケースで大切に展示されていた機種と、段ボール箱に放り込まれていた機種に分かれていて、そういった取扱いの差を見るのも一興であった。
真空管アンプも同じ。
マランツの7や9、あとマッキントッシュ275は、当時でも人気があったが、まあ、その他と言えば捨て値だったな。



2025/09/14

1975



以前書いたように1970年ごろから秋葉原をぶらついており、ごく自然に1971年からオーディオに興味を持ったわけだ。
しかし、オーディオ製品を眺めているだけであって、みょうちくりんな物を作るために財布の中身と相談しながら電気部品をあれこれ購入していたのが実情である。
みょうちくりんな物とは、スイッチを入れると光ったり動いたりといったものなのだが、やたらと複雑でまともに動作せず、あるいは試験してみると崩壊し、ずいぶん熱心に格闘していたな。

当時の秋葉原では家電店がどんどん増え、店の片隅にコンポーネントを置く部品屋も見かけるようになっていた。
始めは何とも思わなかったのだが、1975年ぐらいになるとさすがにこれは増えすぎだろうというか、秋葉原の電気部品屋の街という雰囲気がかなり失われていることに気づいたのである。
オーディオ製品というより電気部品の一種という捉え方をしていたスピーカーユニットの新型が1975年晩秋のオーディオフェアで発表されなかったのは、上記の秋葉原事情とあいまってイラナイ子宣言されちゃったみたい(いや、すでに自作派の時代は過ぎ去りイラナイ子になっていたのだと思う)で、だから、かなり不満だったのだ。
まあ、いつまでも続くというのは贅沢の極みというか、不可能というか、そういうことが飲み込めていなかったのだから仕方がない。

まあ、このころのイヤ~な雰囲気は、菅野沖彦氏のこの文章からも感じ取れる。
菅野氏も面白くないと思っていたにちがいない。
カラーテレビのくだりがおもしろい。

当時のオーディオ評論家は、おそらく全員、貧相な自作アンプと残念なスピーカーユニットの自作スピーカーで一人ひっそりと楽しんだ経験を持っている。
オーディオと呼ばれる以前のその世界は、ラジオとか無線機材から派生したものであって、秋葉原でも当然多数派ではなく、駅前の闇市の名残のような薄暗がりの露店、ラジオ会館の小さな店、そういうところに紛れるように存在していた。
実際、1970年代初頭には、まだそうした雰囲気が残っていたのである。

当時のオーディオ評論家に人気があったのは、そうした暗中模索時代に身につけた経験や工夫、新しいものに取り組む冒険心、それから貧乏ゆえの憧れや散々苦労してやっと入手したときの喜びが彼らの言葉の中に感じられたからなんだろう。
なんでもポチッとすれば手に入る現在では、まるで手が届かない世界である。



2025/09/12

1975



今年、2025年は昭和100年ということだそうだ。
そして、この昭和の戦争の記憶を後世に伝えなければならないとテレビが言っていた。
ま、そうは言っても戦後生まれだから戦争の記憶などあるはずもなく、伝えられそうな記憶としては50年前の記憶になろう。

50年前、そう、1975年は女の子達に妙にモテ始めた年でもありました、うはは。
おっとこれは失礼、オーディオフェアに初めて行ったのが1975年だった。
五反田のTOC東京卸売センター、その1階の広いブースというかフロアでデビューしたてのダイヤトーンのDS38BとDS50Cが景気よく鳴っていた。
外は夕方、寒い雨。

確認のため調べてみるとオーディオフェアではなく"全日本オーディオフェア"が正式名称で、"全日本"がくっついているところが当時の一億総中流意識の一体感のあらわれか。
また、翌1976年からは増えすぎた入場者数に対応するため晴海で開催されるようになったそうである。
そして、寒い雨というのは季節柄というのもあるのだが、気持ちが寒いっていうのもあったな。
これははっきりと覚えている。

なんのことはない、せっかく出向いたのに新型スピーカーユニットの発表が無かったのである。
いや、いくつかはあったのかもしれないが、各メーカーから発表された新型スピーカーシステムの華々しさに比肩するようなものは一切無かった。
そう、スピーカーユニットで商売する時代は過ぎ去っていたのである。
当時はそんなこと分からないから、音は良かったがちょい地味だったDS36BRから一新したDS38BとDS50Cのピカッとしたアルミフレームのスピーカーユニットをなぜ単品で販売してくれないのかと、少し恨めしい気持ちで雨の中をとぼとぼと帰った。



2025/09/08

Nikon D7100



昨夜は皆既月食。
三脚をベランダに持ち出して撮影してみた。
皆既月食の赤は何とも言えない神秘的な美しさがある。




D7100  Sigma 150-600  ISO 1600  1/5sec  f/6.3  500mm  tripod




2025/09/07

Behringer A800



で、夏休み大作戦、結局どうなのよってことだが、いやぁ、やってみるもんだね、これがまた素晴らしい音になった。
A500からA800になって音質が改善されたことは知っていたが、全体の音のクオリティが段違いに向上した。
明らかに見通しが良くなったというか、より鮮明になった。

オートGEQの作業後、低域のレベル調整を聴感でやり直し、PEQを8素子使って全体をちょいちょい補正して整えた。
薄かった低音が息を吹き返し、ビシッとしまっていて、それでいてヘビー級のパンチ力。
音響空間は澄み渡り、そして何より全ての音の実在感が凄い。
こうして微細な音も漏らさず再現し、これぞ7ウェイマルチアンプの本領発揮という感じになった。
オーケストラは時としてこのモニタースピーカーを巨大な野獣に変貌させ、狂喜乱舞である。

A800、なかなかいいアンプかもしれない。
そこそこ発熱するし、音に変なクセがある訳でもなく、アナログアンプと変わらない。
初めてのデジアンなので冷徹な奴かもしんないと少し身構えていたが、これなら仲良くやれそうだ。




このDIYホーンシステムは、黄色いホーンシステムや改造ALTECシステムとは毛色の異なるシステムなんだ。
ホーンは自ら設計し製作しているからね。
コンプレッションドライバー用の定指向性大型ホーンの設計と製作はオーディオ技術において最難関であり、良識あるマニアならパスする案件であろう。

その昔、JBL Professionalのスピーカーユニット群が出現し始めたころ、その中に2397ホーンがあった。
スロートは別売だったので、えっへっへこれなら作れるぜ、って思ったわけだ。
これがホーンの自作を考えた最初だった。
その後、2360Aを入手して定指向性大型ホーンの世界を知り、コイツはとんでもねぇと仰天、それから使いこなしの難しさを通じて奥深さを知り、魅力というか魔力にとりつかれた。
で、それで満足しておればよいものの、ホーンの自作の夢は捨てきれない。
作ること自体はさておき、苦労して作ったとしてもそれでいい音を得られるかどうかはかなり怪しい。
というかほとんど不可能であろうということは重々承知していたのだが、それでも手を出したわけだ。

DIYホーンシステムの2451H用の大型ホーンを製作しそれを最初に聴いた時、おっ、これは失敗ではないかもしれないと思った。
ホーンの周囲をゆっくり移動したり、高さを少しずつずらして聴いたりして音の変化を注意深く観察した。
ダメなホーンは、これをやればすぐ分かる。
この指向性の問題は、位相という時間要素と同じぐらい音を気持ち悪くする要素なんだ。
まあ、プロオーディオの歴史の中でも多くの優秀な技術者が力を注いできた重要な問題の一つだからね。
話を戻すと、そうした恐れていた変な感じはしないので、次いで測定してみると、典型的な定指向性ホーンの周波数特性、それもとても美しいカーブを確認できたので心底驚いた。
これは奇跡だと思った。

"2397ホーン自作のたくらみ"以来の情熱が溜まりにたまって昇華し、あとは知恵と力技で虚仮の一念岩をも通す、そういう長い長い物語が今回の音に結実した訳だ。
ホント、やってみるもんだね。



2025/09/03

Behringer A800



1オクターブあたり1dB減衰するということは、20Hzから20kHzの10オクターブで10dBも減衰するわけで、以前からこれは減衰量が多すぎると思い避けてきた。
普通の部屋の場合、どうだろう、その半分の5dBからせいぜい7dB程度ではなかろうか。
しかし気持ちに余裕が出てきたというか、10dB落ちの音も一度は聴いてみようではないかと、やってみた訳である。
ところが、DEQ2496のオートGEQのグラフ画面を見ていると、5dB程度の傾斜にしか見えない。
ちなみにDEQ2496は最近購入したものであり、V3.0である。
最初のキャリブレーションの傾斜度合はPEQで調整してゆく段階でどうでもよくなるのだが、このDEQ2496のROOM CORR.の素のバランスは悪くない。
フツーの音量だと低域が薄く感じるが、比較的大音量で聴いてみるとこれは実にモニターサウンドである。

そうそう、以前紹介したハーマンのターゲットカーブ、その後、このAESの論文を読み、どういう話から出てきたカーブなのかが分かった。
この論文でも破線が邪魔して不鮮明だったので、図22(d)の破線を消してみた。
特徴的なのは低音をクリアにするために150Hzから300Hzあたりがしっかりカットされている点である。
全体的なバランスとしては7dB落ちぐらいではないか。
65Hzあたりもちょいとブーストしてあるが、これなんか全体の音の太さが増すんだよね、ほほえまし。
このカーブから色々なヒントをもらったし、それまでの自分のカーブもそう悪くないことが分かった。
それから、PEQで10素子を使うような細かな調整もプロの世界では当たり前なのかもしれない。
まあ、プロの世界云々はさておき、研鑽を積み重ね各周波数と音の変化の関係をつかんでゆく楽しさはEQの世界の醍醐味だね。


この論文にはJBL ProfessionalのM2も出てくるので、この"The all listeners preference curve"が製品に採用されているのかと思いきや、例えば、同社の308P MK2の"Estimated In-Room Response"のグラフを見てみると、単純な5dB落ちという感じだ。
もっとも、300Hz以下は室内の反射とか残響とか、要するに直接音以外の要素が加わるので、低域全体のレスポンス、そしてこの150Hzから300Hzのあたりがどうなるのかは部屋による。
事件は現場で起きている訳だから製品レベルであんまり厳密に追っかけても無駄ということだ。
とは言え、308P MK2について"このスピーカーを聴くのはなんと楽しいことでしょう"とamirm氏は感想を述べており、やはり、周波数レスポンスと指向性の精密な制御ができているスピーカーというのは素晴らしいということだ。



2025/08/29

Behringer A800



いつものようにサウンドハウスから購入、29800円(2980ポイント付)だった。
7ウェイマルチアンプシステムなので7台購入しようとしたが、在庫切れで1台は入荷待ちである。
このため、サブウーファー用の1台は引き続きA500を使用することにした。

A800は意外と熱を持つ。
デジアンなら大丈夫だろうと消しゴムを挟んで2段重ねにしたのだが、ちょっと無理っぽい。
そこで、12cmのUSB静音ファンを4つ購入し、ラックの背面側から3段階の最弱で送風してやると問題解消、完璧に冷却できた。




例によってマルチアンプシステムのアンプ交換はレベル調整をやり直すので厳密な聴き比べはできない。
そのレベル調整はDEQ2496のオートGEQを実行しながら行ってゆく。
この作業、時間がかかるし結構うるさいのでイヤーマフを使用してる。
オートGEQの補正量を参考にしながら各A800とA500の入力ボリュームと3台のDCX2496の出力レベルを勘案しながら徐々に整えてゆく。
必要とするゲインを確保しつつ、A800の入力ボリュームを絞って残留ノイズを低く抑える。
もっとも、ボリューム位置を9時程度に絞れば、通常、問題は無いと思われる。
今回はDEQ2496のオートGEQを実行する際に、1オクターブあたり1dB減衰する"ROOM CORR.(Room correction function/空間補正機能)"を使用した。 

2025/08/26

Behringer A800



A800のスペックは8Ωステレオで220W、8Ωブリッジで800Wである。
ただし、この数値はリミッターやドライバー保護回路の制約がない場合の出力である。
実際のパワーは、8Ωステレオで142W(0.05%以下)、8Ωブリッジで418W(0.025%以下)となる。
DIYホーンシステムでは単純計算で合計2122Wになり、片CHあたり1kwを超える。
そんなパワフルな駆動系を持つシステムは今まで聴いたことがない。
どうせ1W程度しか使わないのだから何とも贅沢である。
そしてこれだけのパワーがあるのに冷却ファンはなく、しかも重量は3.2kgである。
サイズは2Uではあるものの、奥行は220mmしかない。

べリンガーがリファレンスと銘打つだけあって、モニター用に作られている。
使い勝手もよく、RCA、フォン、XLRの入力端子を備え、スピーカー端子も、バインディングポスト、バナナプラグ(バインディングポストのキャップを外す)、スピコンと揃っている。
あと、背面にはステレオとブリッジモノの切替えスイッチがついている。
使用前に適切に選択されているか必ずチェックしよう。


A800の導入で、ベリンガーのみで駆動系のシステムが構成されたことになる。
このオールベリンガーシステムの残留ノイズレベルは非常に低い。
111dBという超高能率のJBL Professional 2451Hの大型ホーンに頭を突っ込まないと聞き取れない。
従って、リスニングポジションでは当然無音である。
このシステムは安定化電源により支えられており、電源から混入するノイズもフィルターにより排除されている。
現代の業務用機材では、安価なものでもS/Nは100dB以上確保されているので、ノイズは使い手の技量や使用環境にほぼ原因がある。
だから、そういう機材でノイズが出る場合、EMI/RFIノイズフィルターを備えたFURMANのタップ等を最初に試してみよう。




2025/08/23

Behringer A800



昨年の夏は改造ALTECシステムのテコ入れを行った。
オーディオ夏休み大作戦、今年はDIYホーンシステムの番である。

テコ入れするのは2点。
まず、サブウーファーユニットの変更である。
今まで使用してきたのはPeaveyのLOW RIDER(1808-8HPS)の初期型であり、2000年ごろの設計である。
2000年ごろから18インチの進化はめざましく、今となってはさすがに古い。
だから現代的なユニットと比較するとものたりない。
しかし、その音に直接的な不満がある訳ではない。
そういう訳で迷いに迷った末に18インチはやめにして21インチのTSQ2145を導入し、これが予想外の大成功になった。
ローライダー18を楽々と上回るスケール感、そして躍動感のある低音に生まれ変わった。


2つ目はアンプである。
ベリンガーのA500を4台とマランツのAVアンプを使用しており、こちらの方もその音に大きな不満がある訳ではない。
しかし、改造ALTECシステムからはAVアンプを追い出したのだから、このシステムもちゃんとしたいと。
で、せっかくアンプを新しくするならデジタルアンプへ移行しようと。
これは、JBL Professionalのパワードスピーカー、308P MK2の音が良かったので、デジタルアンプをそのうち導入しようと思っていたのだ。
選んだのはベリンガーのA800、リファレンス用のデジタルアンプである。



2025/08/18

CELESTION TSQ2145



こんな具合に21インチウーファーが増殖してゆくのを見ると、それはニーズがある、つまり、顧客であるPA屋さん達が18インチと21インチの実力差を感じているということなのだろう。
確かに、18インチで何とかしようとあれこれ考えるぐらいなら、あっさり21インチにしとけって、今ではそういう気分になってるし、もう少し言えば、24インチにしとけって、そう思う。
しかし、上記のメーカーの中で24インチを作っているメーカーはPrecision DevicesとCelestionだけだから、21インチのような一般性はない。
ちなみに、黄色いホーンの24インチ左右一発ずつに対しDIYホーンシステムの21インチ一発ではとても歯が立たないが、しかし、これは両システムの目指す音の方向性が違うので気にしていない。

今後どういう展開になるんだろうねぇ。
18インチはサブウーファーにおけるスタンダードの地位を独占していたが、これからは21インチと分け合うことになる可能性が高い。
そうなるとサブウーファーは2つの口径を選択でき、ウーファーとしての15インチ、12インチ、10インチとの組み合わせ方がグンと増えるわけで、これは断然楽しくなるな。

もう一つ。
RCFとP.Audioから19インチという新たな口径の提案がなされている。
(ただし、RCFは19インチと言えるのだが、P.Audioの方は20インチである。)
18インチに不足を感じている層がこの程度のスケールアップでどれほど満足できるのかは分からないが、既存の箱の取付穴をわずかに拡大するだけで音を改善したいニーズ向けなのか、それとも21インチとは異なる潮流が出現するのか、あるいは、将来的に18インチを駆逐してしまう存在になるのか。
P.Audioは、ヘビー級の21インチや24インチを作っていたのに、それをやめて19インチ(20インチ)を始めたというのもあって、注目しているのだよ。
コロナ禍が下火になりコンサート等が再び行われるようになって、PA屋さん達が新たな投資ができるようになり、こうした新しいムーブメントが起った。
何でもかんでも小型軽量化が進むこの時代、それに逆行するかのようなプロ用スピーカーユニット業界、これからが楽しみだ。



2025/08/14

CELESTION TSQ2145



18インチから21インチにした理由はもう一つある。
それは、21インチがなんだか輝いているように見えるからなのだよ。

現在、プロ用のスピーカーユニットを作っている主要メーカーで、ちょっとした異変が起こっており、今まではそれほどでもなかったのだが、これらメーカーのほとんどが21インチウーファーをコーン型ユニットのフラッグシップモデルとして製造しているという状況になっている。

ここで、それら機種を記録しておこう。
こういうのは数年後に見返すと結構面白いかもしれない。

我らがPrecision Devicesは、PD.2155-1F、PD.2155-1N、PD.2160-1Nの3機種である。

B&Cは、21SW115、21DS115、21SW152、21PALと4機種ある。

Beymaは、21LEX1600NDと21QEX1600FEの2機種。

Eighteen Soundは、21iD、21LW1400、21LW2600、21NLW4100、21NLW9001、21NLW9601、21NLW9601C、21NTLW5000と、なんと8機種もある。

RCFは、LF21N451とLF21X451の2機種。

Eminenceは、NSW6021-6とNSW6021-124の2機種。

Celestionは、今回導入したTSQ2145だけ。

Lavoceは、SAF214.50、SAN216.00iP、SAN215.30、SAN214.50の4機種

FaitalPROは、今年21XL3000をぶち上げた。

FANEも、今年21NDXLと21XSをぶち上げた。

そして現在21インチウーファーを作っていないメーカーはJBLBMS、それから不思議なことにP.Audioである。



2025/08/10

CELESTION TSQ2145



DIYホーンシステムに21インチウーファーを導入したことにより、従来の大型スタジオモニターから一歩踏み出した新しさを手に入れることができた。
DIYホーンシステム自体、見たこともないようなデザインだから、やっぱり18インチだと平凡な感じがして、以前から気になっていたのである。

とは言え、18インチと21インチのどちらにするかというのは相当迷った。
こういう画像を眺めながらあれこれ考える、というの結構繰り返した。
まあ、この画像よりも実物の15インチと21インチのサイズ感の違いはもっと大きく、これがまたウーファーとサブウーファーという各々のユニットの役割を暗示していて見ていて大変心地よいのである。


もちろん24インチも検討してみたのだが、やはりウーファーとサブウーファーのユニットの口径に差がありすぎると妙な感じを受けるというか、なんというか。
説明しにくいのだが、ウーファーが8インチの場合、そのサブウーファーとして10インチや12インチなら納得、15インチでもまあなんとか、しかし18インチとなると大きすぎるように感じる、ということ。
それに、スタジオモニターに24インチは絶対的にもデカすぎるような気がして今回は見送った。



2025/08/07

CELESTION TSQ2145



TSQ2145は予想を超えた変化をもたらした。
DIYホーンシステム全体の音が向上し、思わずニンマリである。
低音の姿がよりクッキリと描き出され、音場の見通しも素晴らしい。
まあ、18インチと21インチの差もあるかもしれないが、セレッションは老舗でもあるし、なによりTSQ2145は最新の設計だからなぁ。
そして、今回も百聞は一聴に如かずを思い知らされた。




という訳で、夏休み21インチウーファー導入作戦は大成功。
めでたしめでたしである。



2025/08/04

CELESTION TSQ2145



18インチにするか、それとも21インチにするかというのは、なかなか悩むところである。
いや、ここは人生最大の悩みどころであり、ここで悩まないようであれば、あなたは終わっているのかもしれない、スピーカーユニットマニアとして。
さて、小利口なあなたならもちろん気付いているとは思うが、WinISDのようなソフトで計算すれば、18インチと21インチに違いなんかないと結論するのはたやすい。
しかしである、黄色いホーンシステムは、そんな計算ソフトでは想定できないような孤高の音を響かせる。
そして、18インチウーファーを持つ改造ALTECシステムやDIYホーンシステムと、24インチウーファーを持つ黄色いホーンシステムのこの差は何なのか。




取付穴の加工無しで最新の18インチウーファーに入れ替える、というのが当初の目的であった。
それで済ましても良かったのだが、まあ、スピーカー趣味においてはお手軽な方向へ流れるとロクな結果を生まない。
このあたりが大変でもあり楽しくもあり。



2025/08/01

CELESTION TSQ2145



ジグソーなんぞ使うのはいつ以来だろう。
ユニット用の開口を504mmに広げ、箱はそのまま使用する。
いよいよユニットを取り付ける。




どうよ、この貫禄。
やっぱ100年、スピーカーユニットを作ってきたメーカーのは違うな。



2025/07/29

Nikon AW120



生まれたての数ミリの小さな幼魚の群れを口を大きく開けて追い回しているコノシロさん達である。
ともかく電光石火の方向転換、そして猛烈な速さで泳ぎ回るので撮影は非常に困難であった。
ちなみにこの画像、ノートリミングである。

体長は25cmぐらいはある。
wikiには"成長段階に応じて呼び名が変わる、いわゆる出世魚の一つである。関東地方では4-5cmの幼魚をシンコ、7-10cmぐらいはコハダ、13cm程度はナカズミ、15cm以上はコノシロとなる。"と説明がある。




AW120  ISO125  1/125sec  f/4.7  15mm  hand-held



2025/07/26

Nikon AW120



今年3回目の海。
イカちゃんである。
撮影しているとイカちゃん達はこちらをジッと見ている。
その時間がとても楽しい。
そして撮れば撮るほどひきこまれる。




AW120  ISO360  1/250sec  f/4.7  17mm  hand-held




2025/07/23

OM SYSTEM TG-7



昨日は今年初めての海、TG-7を使用してみた。
やはりRAWで撮れるのは気楽だ。
しかし、AW120と比較してそれ以外のメリットがあるのかはよく分からない。
もう少し本格的で安価な水中カメラはないものか。




TG-7  ISO 100  1/200sec  f/5  11mm  hand-held



2025/07/20

DIY ART "White Tiger"



日本画の虎図が猫っぽいことについては、福田美術館の円山応挙の虎図の解説が的確である。
"虎は日本には生息しておらず、江戸時代の画家たちは中国や朝鮮から輸入された絵画や毛皮を参考に、また生体としては猫を参考に虎を描きました。
そのためちょっと猫のような虎、「ネコトラ」の絵が多く残っています。
こちらの円山応挙の虎図も瞳が三日月になっていますが、実際の虎の瞳孔は猫と異なり、丸い形のまま収縮して調光するため、このような眼にはなりません。"
応挙の高弟である蘆雪の虎図襖も同様に猫っぽいし、そうしたネコトラ日本画は無数にある。

これは撮影が許されている福田美術館で撮影した蕭白の虎図である。
解説にはこうある。
"横向きに座って体をひねり、こちらへ振り向く虎。
目の上にある眉毛のような白い毛は、中国や朝鮮半島の文物が入ってきた長崎で活躍した画家たちの虎図に見られる特徴です。
曽我蕭白の描く虎は、どこか人間味があり、本作においてもニヤリと笑う表情は楽し気です。"




さて、どうしたものか。
鑑賞ではなく画家として描く立場になると非常に困るのである。
現在では動物園で虎を見ることができ、そんなものをどんなにうまく描いてみても、これはつまらん。
そういうのは絵がうまい奴にまかせればいいのであってわざわざ画家が描く必要はない。
だからと言って、応挙などを真似てみるというのも面白くない。
やはりオリジナリティが無いと描く意味が無かろう。
しかし、オリジナリティを発揮するためには虎に対する独自の見解をはっきりさせる必要がある。




2025/07/16

DIY ART "White Tiger"



四ツ目の黄龍と対峙する白虎を描くことにした。
とりあえず、S10号パネルを12枚用意し、ジェッソを2度塗りした。
サイズは212cmx159cmになり、黄龍のサイズと同じである。
完成後、2つ並べると幅が424cmになるのでこれはかなり見ごたえがあると思う。

ところで、日本画の虎って結構むずかしい。
例えば、これは俵屋宗達の龍虎の掛け軸。




龍は虎をにらんでいるようなのだが、虎は猫よろしく爪などをちょいちょいしている。
だいたい、雲間から出現する龍はかなり大きいはずだからスケール感もだいぶ違う。
こういうちぐはぐな感じを他の日本画からも受けるのである。
まあ、それはともかくとして、この龍虎図は面白い。
実は全く相手にしていない、お前なんぞどうでもいい、という雰囲気がこちらのポリシーと合致するからである。



2025/07/12

VOLVO V40 D4



購入したD4はほぼ9年経過しているとは思えない綺麗な車であった。
メタリックブルーが美しく文句ない。
妻は赤よりもこっちの青の方が好みだそうで、それも良かった。
車内もきれいだし、まあ、走行32000kmだから当然か。

T4SEよりも年式が1年新しいD4は、いろいろと改善されている。
まず、シャシが通常の硬さになり、サスペンションもファミリーカーの常識の範囲内になった。
乗り心地は大幅に改善され、やれやれである。
タイヤは205/50R17から205/55R16となり、最小回転半径が5.2mと小さくなった。
T4SEは5.7mもあり、いい加減にしとけよって感じだったのだ。
ホイールが16インチと小さくなったが、T4SEのガンメタからアルミの地色になって明るくなったせいか、ホイールが小さくなったようには見えない。

エンジンは2000cc4気筒DOHC16バルブ、インタークーラー付きターボ(ディーゼル)である。
パワーは190ps/4250rpm、400Nm/1750-2500rpmもあり、0-100kmは7.2secと絶対的には大したことはないが、これはファミリーカーの範疇を超える。
T4SEは、1600cc4気筒DOHC16バルブ、インタークラー付きターボ(ハイオク)、180ps/5700rpm、240Nm/1600-5000rpm。
やっぱり、日常的な加速ではD4の方がいい。

車重は1540kgとT4SEの1430kgから110kgも増えた。
安全第一、ボルボの辞書には軽量化という軽薄な言葉は載っていないようだ。 
車重の増加は乗り心地にも影響しているだろう。
それからディーゼル音はするが、うるさいわけでもなく、低速低回転ではなんだかゴツイSUVに乗っているようで楽しい。

カーオーディオは一聴して音質が良くなっていた。
まあ、こんなんはどうでもいいが、良くなっているのは大歓迎である。
その他にも運転支援システムの前走車への追随性能などが向上しているように感じた。



2025/07/10

VOLVO V40 D4



妻の足であるボルボV40を買い替えた。
今度はブルーである。





2021年の今頃購入したV40 T4SEは、走行距離23000kmのを購入し、48000kmまで乗った。
今回のV40 D4は2015年式(2016年登録)、走行距離32000kmのワンオーナーものをボルボのディーラーから購入、約130万円であった。
以前、T4SEを2015年式と書いたが、これは2014年式の2015年登録であった。

車の買い替えは、なかなかそのタイミングが難しい。
極端な話、修理してゆけば無限に乗れる。
今回は、T4SEのタイヤ交換やその他の手を入れないといけない箇所を考えると結構金がかかるなぁ、というのが発端だった。

T4SEはとてもファミリーカーとは呼べないようなハードな乗り味であり、その原因はシャシがかなり硬く、サスペンションが締め上げられているからである。
タイヤの50扁平というのもあるかもしれない。
周辺は荒れた道が結構あるので、あんまりうれしくないわけである。



2025/07/06

DIY ART "Four Eyes Dragon"



四つ目の黄龍の完成である。
全体を撮影するには12枚のS10号パネルを連結して組み上げないとダメなのでとりあえず顔の部分だけ。
3枚を壁に立てかけて撮影した。

黄色いホーンシステムの自画像みたいなこともあり、目玉はこれ以外にも4つ描かれており、全部で8ウェイマルチアンプを暗示してみた。
たらし込みの技法を発展させることができたし、龍についてあれこれ想像をめぐらし、描いていて大変面白かった。
次は虎を描こうとも思ったが、こういう"日本むかし話"風のメルヘンチックな世界からはいったん離れ、今度は写実的な作品の方がいいかな。
それとも毒食わば皿まで、このまま突っ走るか。




すぐに組み上げないのは設置場所が未定なのだ。
サイズは212cmx159cmとやたらにデカいし薄暗くなると龍が浮き上がって見え結構怖いので妻が嫌がっているのである。
そしてこういうのはメルヘンとは言わない、と主張するのである。
まあ、DIY巨大スピーカーとかDIY ARTなんかの得体のしれない趣味の最大の被害者は妻ということだ。
申し訳ない。
この他に、パネルの接合方法について新しい方式を試してみたいというのもある。
という訳で、全体の撮影の時期は未定である。



2025/07/03

HONDA CB1000F



この先、オートバイは買わないとは思うのだが、こうしてCB1000Fの情報など入手して画像を眺めている訳だ。
こういうのは物欲のうちに入るのだろうか。
それから、金額。
自分の置かれている状況にしわ寄せがこない範囲で好きなことをやる、ということをわきまえてお買い物をするのなら、物欲とかなんとか、そんなことを言わなくてもいいのではないか。
カメラバカにつける薬の中でローンを組む話が出てくるが、多重債務者みたいなローン地獄にでもならない限り、問題ないような気もする。
もっとも、S550を含め趣味の買い物でローンを組んだことはない。

今の世の中、安物からぶったまげるような値段の物まで様々な商品があり、選択の範囲は無限だ。
で、以前なら安物はダメだったが、中国で様々なものが安価に大量生産できるようになり、品質も向上して、安物でも趣味の目的が達成できるようになった。
カメラなんかスマホの付属物になってしまって実質ゼロ円、それでも十分に写る。
オーディオも似たようなもので、JBL308P Mk2なんて、どうなんだろう、昔の50万円ぐらいのコンポよりも音がいいかもしれない。
こういう状況で、そうしたコスパに優れたものを選ばずもうちょい高価な物を買うというのは物欲が強いということになるのだろうか。
しかし、最低ラインよりも高価なものといっても、べらぼーに高いものでなければ予算や必要性に応じて買い物をしているだけで、物欲が強いとかなんとか、そんな話にはならないだろう。

こんな具合に物欲についてあれころ書いてみたが、やっぱり痛快な人生経験はみな物欲がらみだ。
逆にもし物欲がなかったらと考えると、退屈でつまんねー人生だっただろうな。
物欲に関してそれだけ確認できればまあ満足だ。



2025/07/02

HONDA CB1000F



セーネンのころオートバイ屋のゴツイ親父に真顔で言われたことがある。
"お前、レースでもやんのか?"

ふふふふふ、この一言で悟った訳だ。
人生の中でもありがたい言葉ベストテンには入るね。

レースになると趣味ではなくなるよ、お前のレベルじゃ通用しないからそこいらを走り回るぐらいにしときな、そして、これ以上金をかけようとするな、という警告である。
元レーサーだったバイク屋の親父はこう言いたかったのだろう。

趣味っていうのは、自分の置かれている状況にしわ寄せが来ない範囲で好きなことを好き勝手にやる、好き勝手にやれる、ということだ。
それでその結果がマズかろうとなんだろうと、それは甘んじて受け入れる、そういう自主独立のやり方というか生き方が許されている"御意見無用のかけがえのないフィールド"ということになろう。

他者と争うレースになると、社会的に認められたルールの下に身を置くことになる。
こちらの都合や言い訳でそのルールが変更されることは絶対にない。
草レースなら問題はないが、真剣に他人と頂点を争い始めた瞬間に趣味ではなくなる。
だからこういうのは仕事と同じだ。

レースだけではない。
例えば、オーディオ雑誌の評論家の作ったルールの下でオーディオをやるなんて、こりゃ、最初っから物欲に苦しむためにやるようなものである。
オーディオ評論家なんてのは、どうにかして世間知らずの純朴なセーネンに高額な機材を次から次へと買わせようとしている訳だから、距離を保たないと思考を乗っ取られる、金を吸い取られる、あげく若さという可能性を食い潰すことになる。

これは評論家が狡猾だとか、騙された坊やが愚かとか、そういう話でもない。
実はそういう仕組みに組み入れられることを多くの人間が望んでいるから仕方がないのである。
日本人はこういうのが好きだし、不安になるからか仕組みに入らないのを憎んだりするんだよね。

で、話を戻すと、御意見無用のフィールドで好き勝手にやれば当然失敗を繰り返すわけだが、段々となぜ失敗するのかが分かるようになり、とうとう最後はその道を極めることができるようになる。
人生にはそういう過程を楽しむに十分な時間があるし、自分自身で失敗を重ね散々苦しまないと、まあ、極めることなんかできないだろうよ。
セーネンよ、失敗を恐れるな失敗を繰り返しそこから学べ、自分が自由にできるフィールドを他人に明け渡すな、師匠づらする奴なんか叩き出せ、なのである。

という訳で、オートバイへの物欲は"物欲を制御する術"をこんなふうに教えてくれたのである。



2025/07/01

HONDA CB1000F



ついでだから高級車について少し。
BMW750iLと760Li、それからベンツのS550に乗り継いで分かったことは、これらの車種は世界中で称賛されているだけあって、単に豪華というのではなく車としての完成度が非常に高いというのがよく分かった。
それだけに魅力というか魔力があることは認めよう。
しかし、同時に感じたのは高級車に乗ってもそんなには幸せになれないってこと。
車というのはそういうことより誰と乗るのかという要素の方がはるかにデカいと思う。
楽しく家族と乗れるのであれば、車はなんでもいい。
ちなみに、生活や仕事にどうしても四輪が必要な場合を除き、ひとり者だったなら車には乗らずバイクに乗るな。
やっぱり高級だろうがなんだろうが四輪は四輪、バイクの方が断然楽しい。
まあ、こんな風に考えてしまうのは高級車とは本来的には縁の無いヒトなんだろう。

あと、お医者さんのことだけど、、、こんな風に付け足すべきではないか。
コロナの時は青くなった。
子供が感染して死ぬかもしれないと思ったから。
ちょうど子供が研修医で救急車に同乗していたころだった。
午前中に救急搬送した患者さんが午後亡くなった、と言っていた。
コロナが流行り始めたころは現場は本当に厳しい状況だったみたいで、高齢者は助からない、と言っていた。

思い出すのは早瀬文雄氏のことである。
重症のコロナ肺炎になって亡くなった。
患者さんから感染したとか、そういうことはブログには書いていなかったように思う。
世界中で多くの医療従事者の方がコロナで亡くなったり、後遺症で苦しんでいる。
しかし、そういう話は表に出てこない。
ご家族も含め、そのことを想うと今でも無念な気持ちになる。

医者や研修医の過労死のニュースでもうかがえるように、コロナなどの感染症以外でも大変なご苦労をされている。
それが子供を通してよく分かった。
医者の世界とは無縁と書いたが、自分は高校受験のときに医学部のある東邦大の付属高校に合格した。
中学の担任が勧めてくれたので受験したわけだが、全寮制ということ、まだ医者という進路に絞りたくなかったのと、医者の世界のことを全く知らずイメージが湧かなかったので他の高校へ行った。
まあ、医大付属に行った場合、大変な苦労をすることになったであろう。
医者の日常は、病院での拘束時間が長く、まとまった休暇はとれないし、セクションによっては立ちっぱなしの治療行為が延々と続く場合もある。
これで、ハイエンドオーディオと高級車を手に入れられるにしても、そんなつまらんもんで割に合うのだろうかと、ふと思ってしまう。

職業に貴賎なしというのはその通りだと思う。
しかし、あちこちの寺で薬師如来像を拝見すると、病気やけがの治癒は時代を超えて人々にとっての変わらぬ願いであることがよく分かる。
生まれ変わっても医者にはなれそうもない。



2025/06/30

HONDA CB1000F



京都なんぞに旅行してお寺巡りなんかすると、やっぱりというかなんというか物欲について考えちゃう訳だ。
欲しい物があるから窃盗をはたらく、そういうのがダメなのは分かるのだが、では、そうではない物欲、自分の場合について考えてみる。
オートバイの場合は、つらつら書いてきたようにメリットだらけでデメリットはないような気がする。
妻と知り合うきっかけもバイクだったしな。
カメラ機材の場合、これはデメリットを考える以前に、つかった金額がしょぼすぎるというか、そろそろ本気の機材を購入した方がいいのではないか。

そして、オーディオの場合である。
これはメリットが超デカかったな。
黄色いホーンのホームページを見て声をかけてくれたダブルウーファーズの方々からオーディオ以外のことをいろいろ学べたのである。

まずは車である。
彼らが高級車の購入について話しているのを横で聞いていた。
高級車なんだけどその中古車を買い替えて楽しんでいるのである。
なるほどという訳でBMWのV12の格安のを入手し、その後も高級車三昧なんだけど価格的には分相応な中古車生活を送っている。

次は子供の進路。
医学部の話を聞けた。
医者の世界とは全く無縁だったので、医大もピンキリであることを初めて知った。
そこで調べてみると、超一流は無理でもそのすぐ下なら子供の偏差値で十分入れることが分かった。
それに理由は不明だが偏差値の高い医大ほど学費が安いのである。
子供に進路を尋ねてみるとアニメーターになりたいと言ったので、それなら手塚治虫氏のように医者になった後にアニメーターになりなさいそうしなさいと言ったのである。
で、見事現役で合格、留年することなく卒業し、今は大学院に通っている。
将来、アニメーターになるのかは俺の知ったことではない。

というわけで、オーディオへの物欲がオーディオのホームページの制作につながり、それが高級車とかお医者様につながったのである。
親しくもないヒトに、趣味はオーディオだよん、なんて恥ずかしくて言えないけれど、やっぱり福を運んでくれたオーディオに対する物欲には感謝しかないな。



2025/06/29

HONDA CB1000F



バイクが好きになったのは小学生のころだ。
それが、仮面ライダーとかそういうヒーローものからではなく、なんとカブとかメイトが好きだったのだ。
カブなんかに乗っている大人が近くにいた訳でもないのに、不思議とひかれていたのである。
で、カブやメイトのプラモデル、いや、お菓子のおまけのような簡単なキットみたいなのがあって、それを組み立てては眺めていた。
これも奇妙な物欲の発動だったのだろう。

それから妙なことに、当時でもカブとかがカッコいいとは思っていなかったのである。
だからというか、スーパーカーブームとかがやってきても興味を示さなかった。
車が嫌いというのではなく、興味の対象外だった。
カブなどが好きというのは、一般的なカッコよさ以外の何かの要素に反応していたからなのだろう。

そして、もう一つ不思議なのは、カブに乗りたいというのではなく、カブそのものが好きだった。
カブを眺めながら、それに人間が乗っているところを想像したりしない。
カブの外観に興味を持っていたということになるのだが、カッコいいとも思っていないわけで、やっぱりかなり変だ。
スピーカーユニット好きといい、あのころの俺、一体何を考えて生きていたのやら。



2025/06/28

HONDA CB1000F



このブログを読んでいる世代の方なら御厨さと美氏をご存じだろう。
裂けたパスポートとかイカロスの娘がamazonのkindleで無料で読める。
そうした漫画の中には、海外生活、海外でのドライブ旅行やスキー、軽飛行機や大排気量オートバイの操縦などが描かれている。
このうち軽飛行機を除いては、やってみることができた。
直接的な影響ではないとは思うが、そうしたことになんとか手が届きそうになったときに、最後の一押しが御厨氏の漫画への好意だったような気がする。
だから感謝している。

あてのない気ままなひと月半のヨーロッパドライブとか、イエローストーンを含む西海岸周辺の国立公園を10日から2週間かけてドライブ旅行するというのを何度も何度も繰り返すというのは、車のメカの知識やドライブの自信がないとできないだろう。
オートバイとの付き合いで身についたことがこうした行動を支えているわけだ。
裂けたパスポートの中で、女の子がオートバイの旅先でパンクに見舞われるシーンがあるが、そういうのが少しずつ人生を鍛えてゆくのかもしれない。
オートバイへの物欲があってほんとに良かったと思う。




御厨氏の連載ではなく単発の漫画の中に、こういうのがあった。
記憶が定かではないのだが、リタイヤした記念にオートバイを始め、250CCのイタリア製オートバイを購入してツーリングに出る。
そして、若者のグループと出会い一緒にしばらく走っていると、峠道ではらんできたダンプと接触し、足を骨折してしまうという話だ。
このオートバイ、確かアエルマッキだったと思うんだが、違ったかな。

まあいい。
御厨氏がこの話を否定的に描いていたのかはおぼえていないのだが、そうだな、俺は否定的には考えないな。




2025/06/27

HONDA CB1000F



まあ、今更バイクを買ってみてもあの頃は戻ってこないと、そう考えると大変残念な気持ちになる。
物欲というのは、その向こうに何がしたいのか、というのが見え隠れするから面白い。
バイクを持っていない頃は、こういうので遠くへ出かけるとどんな気持ちになるのだろうか、という興味があった訳だ。

何をしたいのかと改めて自問すると、普通はなかなか答えられないんじゃないのか。
しかし、欲しいものは何かと自問すると、その答えを見つけやすいようにも思う。
絵を本格的に描き始めたのは最近のことだが、それ以前は変な物欲の発動があった。
突然というか発作的に、文房具店でクレヨンや色鉛筆、スケッチブックなどを購入するのである。
数年に一度という頻度だったが。
それで、自宅に戻って絵を描いてみるのだが、これが面白くないというか、描きたい対象もないのにどうしてこんなものを買ったのか分からないという変な気分になった。
でも、こうして絵を描くようになったのだから、そういう物欲の発動と付き合っていたのは良かったのではないかと、今はそう思う。
まあ、お買い物中毒みたいになるとみっともないが、金がないからその心配はないな。




2025/06/26

HONDA CB1000F



近日発売予定だそうだ。
昔、同じような銀青のCB750FZに乗っていたのでとても懐かしい。
モラトリアムというか、様々な方に親切にされて、今となっては奇跡とも呼べる夢のような時代だった。
ツーリングでは宿なんかとらず、ツーリングバックを枕に路肩ですやすや眠っていた。
バイクばっかり立派でピカピカの、貧乏を絵にかいたようなヒトでした。




ホンダと言えば、先日、発射台にしずしずと戻ってくる再使用型ロケットの試験を一発できめて、いやぁ、感心したよ、というか感動したよ、ほんと。
ヤマハもなにかやってみなよ。




2025/06/25

Nikon V2



野鳥を探し回るという探鳥をやらず、散歩で偶然出会ったのを撮るだけなので種類が限られる。
そうした中でイソヒヨドリは比較的撮影回数が多い方だ。
とは言え、光の状態で雄の青色の印象が変わるので、なかなか難しいのである。
その発色と瞳の写り込みがうまくいった一枚だ。




V2  70-300  ISO 360  1/250sec  f/5.6  300mm  hand-held




2025/06/24

Nikon V2



散歩でよく出会うのはホオジロである。
遠目にはスズメに見えるのだが、すぐ逃げないのでそれと分かる。
撮影してみると、なんだかカイゼル髭に見えてくるから不思議だ。




V2  70-300  ISO 160  1/400sec  f/5.6  300mm  hand-held





2025/06/23

Nikon V2



いつもの湖散歩である。
暑くなってきたので、この涼しいコースばかり。
このところ出会うのはこのアオサギさんである。
ここを縄張りにする同じ個体だと思っていたら、今日は二羽いた。




V2  70-300  ISO 160  1/500sec  f/5.6  300mm  hand-held



Nikon Z9を購入してはどうかと色々調べていたら、この方のブログを見つけた。
ニコンの写真教室の講師もしているようなのだが、写真がさっぱり売れないらしい。
まあ、売れることと写真のそのものの価値は異なる。
あまり気落ちしないことだ。




2025/06/18

DIY ART "Four Eyes Dragon"



龍の絵はまだまだかかるように思うが、峠を越えたような気がしている。
それもあって、やはりここは虎の絵も描くべきではないかとスケッチを描いてみた。
構図もよく出来上がりも期待できそうなので、昨夜、パネルを12枚発注した。
これで四曲一双になる。



D800  24-70  ISO 400  1/100sec  f/8  24mm  hand-held